白松 俊
SHIRAMATSU Shun
市民の協働・共創を促すAIコラボレーション研究
「社会の結び目」となって人と人・人と組織をつなぎ、コラボレーションを促進するAIを作ることで、個人と社会のウェルビーイングを両立する人間中心社会が実現できると考えています。その一例として、人々の興味・偏愛・目標などを聞き取るパーソナルAIにより、個人のコンテキストを社会につなげる「社会の結び目」となるAIを開発しています。また、行政や地域の課題を市民が話し合いながら解決する「シビックテック」の場で使える技術を研究開発しています。特に市民参加型の議論を対象とし、発言しにくい人も参加しやすくなるよう、議論背景の理解を助ける議論シミュレーターや、対面の議論をリアルタイムで構造化するシステム、議論のファシリテーションに役立つシステムなどを作っています。将来的には、多元的な立場を統合したWin-Winな合意案を叩き台として生成することで、SNS等による社会的分断を補修する技術の確立を目指しています。

情報工学類|教授
白松 俊(シラマツ シュン)
SHIRAMATSU Shun
キーワード
担当分野・プログラム
研究区分
研究テーマ
- 大規模言語モデルやナレッジグラフを用いた議論・合意形成の支援技術
- 聞き取り対話に基づき個人と社会をつなげるエージェント技術
- 大規模言語モデルやナレッジグラフを用いたウェルビーイング支援技術
- 大規模言語モデルを用いたユーザの意図に沿った楽曲生成技術
メッセージ
現在、SNSなどにより社会的分断が深刻化しています。私は、急速に進化するAIを単なる「効率化や競争の道具」として使うのではなく、人と人、人と組織を繋ぎ直す「社会の結び目」として活用し、人間中心社会を応援する存在にしたいと考えています。
具体的には、立場の異なる人々の議論をAIがサポートしてWin-Winな合意案を導き出す技術や、市民と行政が協働して地域課題を解決する「シビックテック」を支援するAIを開発しています。対立や孤立を防ぎ、誰もがワクワクして協力し合えるウェルビーイングな人間中心社会をサポートしてくれるAI技術を、これからの社会を担う皆さんと共に創っていくつもりです。
