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テラヘルツ通信を支える次世代レンズアンテナ

私は通信工学の分野で、アンテナ測定やマイクロ波工学を基盤とした研究に取り組んでいます。近年、テラヘルツ波帯を用いた超高速通信が注目されており、その実現には高性能なアンテナ技術が欠かせません。現在は、広い角度範囲に電波を自在に向けられるビーム走査レンズアンテナの開発を進め、移動体通信への応用を目指しています。また、過去には、限られたデータからアンテナの放射特性を高速に測定する手法を提案し、テラヘルツ帯アンテナの評価を効率化する研究にも取り組みました。こうした研究を通して、次世代通信を支えるアンテナ技術の発展に貢献したいと考えています。

電気・機械工学類|助教

杉本 義喜(スギモト ヨシキ)

SUGIMOTO Yoshiki

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

アンテナ測定
マイクロ波工学

担当分野・プログラム

研究区分

電気電子工学

研究テーマ

  • プリント基板上ビーム形成回路給電によるマルチビームレンズアンテナに関する研究
  • 電力合成切り替え回路によって給電されるマルチビームレンズアンテナに関する研究
  • 300GHz帯における高周波線路の導体表面粗さによる伝送損失に関する研究
  • 底面角形レンズアンテナの放射性能向上に関する研究
  • 平面状アンテナ近傍界測定における単一面振幅分布を用いた位相再構成に関する研究

メッセージ

テラヘルツ波帯の周波数は光と電波の狭間の周波数であり、無線の最後のフロンティアとも呼ばれている電波です。このテラヘルツ波帯を人類共有の資源として使いこなしていくためには、テラヘルツ波帯ならではの技術が必要不可欠です。一方で、テラヘルツ波帯を取り巻く光や電波の技術領域には、人類が有史以降積み上げてきた膨大な知見が存在します。これらの領域に蓄積された技術を上手に活用するため、レンズおよびアンテナ技術に着目し、テラヘルツ波帯資源の開拓に向けて取り組むことで人類社会のより豊かな発展に貢献したいと考えています。