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ドローン×AIで建物の劣化を診る

建物の外壁タイルの「剥離(はがれ)」を、安全かつ効率的に診断する技術を研究しています。外壁タイルは、経年劣化によって浮いた状態になることがあり、放置すると落下事故につながる危険があります。従来の打音検査では高所の点検のために仮設足場を組む必要があり、多くの時間と費用がかかっていました。そこで、壁に接触しながら移動できるドローンを用いて、外壁を叩いたときの音の特徴を計測し、音の信号解析とAIを活用することで、タイルの異常を自動的に検出する研究に取り組んでいます。これにより、作業する人の熟練度や作業環境に左右されない客観的な診断が可能になります。
建物を「壊して建て替える」のではなく、「長く安全に使い続ける」ことがこれからの社会ではますます重要になります。私の研究は、建築物の長寿命化や維持管理の効率化を通して、安全で持続可能な社会づくりに貢献するものです。

社会工学類|助教

田中 大貴(タナカ ダイキ)

TANAKA Daiki

9 産業と技術革新の基盤をつくろう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任つかう責任

キーワード

建築材料
建築施工
ドローン
非破壊検査

担当分野・プログラム

研究区分

建築学

研究テーマ

  • 壁面接触型ドローンによる外壁タイル張り仕上げの剥離診断

メッセージ

建築では、「新しい建物をつくる」だけでなく、「今ある建物を美しく安全に長く使い続ける」ことも大切です。建築物を適切に維持管理することは、安全で豊かな社会を支えることにつながります。また、建物を長寿命化することは、建替え時に発生する資材や廃棄物、CO₂の削減にもつながり、環境負荷の低減にも貢献します。私は建設会社での実務経験を活かし、ドローンやAIなどのデジタル技術を建築分野へ取り入れ、点検作業をより安全で効率的にする研究に取り組んでいます。建物を取り巻く課題を解決するために、新しい技術に挑戦する面白さにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。現場で役立つ技術を社会へ実装することを目指しています。