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数の世界を探る

n角形の作図は1のn乗根(複素数)の作図と同等ですが、これらの複素数を根に持つ整数係数既約多項式は円分多項式と呼ばれ、数論を始めとする数学の多くの分野で重要な応用を持ちます。このように種々の数学的対象の「等分」に付随して定義される多項式系列(等分多項式)の性質を調べ、その応用を研究しています。等分多項式に近い多項式としてチェビシェフ多項式などの直交多項式や楕円曲線の等分に関係する楕円関数なども研究対象です。応用もこれまで幾つか見出してきましたが、次の目標はラマヌジャングラフの研究につなげることです。ラマヌジャングラフとは頂点の数に比べて辺の数が少ないにもかかわらず高い連結性を有するグラフで、工学で多くの応用を持つ一方、その伊原ゼータ関数がリーマン予想類似を満たすという特徴付けから数論でも注目されている研究対象です。

基礎類|教授

山岸 正和(ヤマギシ マサカズ)

YAMAGISHI Masakazu

4 質の高い教育をみんなに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

代数的整数論

担当分野・プログラム

研究区分

代数学、幾何学

研究テーマ

  • 等分多項式、直交多項式、特殊関数の数論的研究とグラフ理論への応用。

メッセージ

純粋数学の研究は、一般にすぐに社会の役に立つというものではありません。しかし19世紀の楕円積分の研究が、現代の楕円曲線暗号に応用され、ブロックチェーンの安全性を支えているように、基礎研究が遠い将来にきっと社会に貢献すると信じて、日々研究に励んでいます。