安井 孝志
YASUI Takashi
分離と検出を極める分析化学研究
分析化学を専門とし、金属イオンやハロゲン化物イオンを中心に、さまざまな化学種の分離・検出に役立つ分析手法の開発に取り組んでいます。特に、非プロトン性溶媒中で起こるプロトン移動反応を利用したアニオンの高感度検出法の研究を進め、従来とは異なる溶媒環境での選択的検出を可能にする手法の確立を目指しています。また、環境負荷を低減できる固相抽出法の開発や、金属錯体の溶媒抽出、逆相液体クロマトグラフィーによる挙動解析にも長年取り組んできました。
また、分析手法の開発において重要な測定溶液条件の一つであるpH制御に関して、従来の緩衝溶液の添加を必要とせず、副反応の影響を受けにくいpH制御システムの開発を目指しています。
これらの研究を通じて、環境分析や資源回収、物質分離に生かせる基盤技術の高度化に貢献することを目指しています。
また、分析手法の開発において重要な測定溶液条件の一つであるpH制御に関して、従来の緩衝溶液の添加を必要とせず、副反応の影響を受けにくいpH制御システムの開発を目指しています。
これらの研究を通じて、環境分析や資源回収、物質分離に生かせる基盤技術の高度化に貢献することを目指しています。

担当分野・プログラム
研究区分
無機・錯体化学、分析化学
研究テーマ
- 陰イオンの選択的定量を目的とした機能性色素の開発
- 酸化還元性を有する抽出固相の開発
- 既存カラムとは異なるイオンの保持特性を示す配位子コート型カラムの開発
- 緩衝溶液を用いないpH制御システムの開発
- 逆相液体クロマトグラフィーにおける水素結合性化合物の選択的保持特性
メッセージ
分析化学は、身の回りにある現象を深く理解するために、対象を構成している化学成分を検出し、必要に応じて特定の化学成分の分離と定量を行い、さらにはその形態と特性を化学的に調べる学問領域になります。分析化学は、食品、医薬品、材料、環境など様々な分野を支えています。もしかすると、分析化学と聞くと、すでに確立されている方法を用いて測定するだけのイメージを持たれる方もお見えになるかもしれませんが、分析化学に携わる多くの研究者は、現在、さらには未来の社会的ニーズに応えるため、常に新しい分析手法の開発に取り組んでいます。私たちの研究室でも、従来とは異なる視点で分離あるいは検出をとらえることにより、これまで以上に各現象の理解が深まることを期待しています。
