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酸素刺激と運動が導く脳機能研究

神経科学を専門とし、脳がどのように記憶や学習能力を高めるのか、その分子メカニズムを解明する研究に取り組んできました。特に、運動が記憶学習を向上させるという現象に着目し、その仕組みを探る中で、高濃度の酸素刺激が運動と同様の効果を示すことを明らかにしました。また、脳内の神経栄養因子が活性酸素によって調節されること、酸化ストレスやアポトーシスの程度によって発現が変化することなど、脳機能を支える重要な分子因子の関係性も見いだしています。これらの成果は、加齢や疾病による身体活動の低下に対して、認知機能を支える新たなアプローチにつながるものであり、認知症予防や脳の健康維持に貢献できる可能性を示しています。

生命・応用化学類|准教授

吉里 秀雄(ヨシザト ヒデオ)

YOSHIZATO Hideo

3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに

キーワード

運動と脳
脳を鍛える

担当分野・プログラム

研究区分

スポーツ科学、体育、健康科学

研究テーマ

  • 自発性活動を調節する遺伝子群の探索
  • 自発性活動性における脳内成長ホルモン関連因子
  • 記憶・学習機能を高める酸素刺激と運動

メッセージ

脳の健康 〜脳を鍛えるには〜
脳の健康とは、「自分らしさ」を保つ力だと私たちは考えています。記憶や学習は、過去と現在、未来の自分をつなぐ大切な働きです。では脳は鍛えられるのでしょうか。答えは「はい」です。運動によって脳内の記憶関連物質が増え、新しい神経が生まれることが分かっています。しかしその仕組みにはまだ多くの謎があります。私たちはこの謎を解き明かし、脳をよりよく働かせる方法を探ることで、より豊かな人生に貢献したいと考えています。