答えが一つでない設計製図に没頭

学生時代は、あまり成績が良くなかったのですが、設計製図の課題は一生懸命取り組んでいたかなと思います。テストのように答えがないので、自分の考えたことを先生や友達、先輩後輩にコメントをもらいながら、あーでもないこーでもないとやっていました。学外の設計競技にもいくつか挑戦していました。課題や設計競技を終え、提出後にへとへとな状態でする乾杯が、一番の思い出かもしれません。

大学生活は仮説の中の通過点

「役に立たない経験はない」という研究室の先生の言葉がとても心に残っています。先回りして出した答えには、あまり意味がないのかもしれません。周りの人、あるいは自分が立てた仮説に対して、とりあえず地道に答えを出してみます。それを振り返って、新たに改善した仮説を立ててみます。その繰り返しが、いつか役に立つ経験なのかと思います。僕は、仮説のある点に名工大がありました。受験勉強も建築設計も同じなような気がしてきました。