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工学専攻ソフトマテリアルプログラムの柏木敦哉さんが2025年繊維学会年次大会 優秀ポスター発表賞を受賞しました

Campus life

学生生活

2025年6月17日掲載


受賞者

工学専攻ソフトマテリアルプログラム (猪股・信川研究室)

柏木敦哉

受賞名

2025年繊維学会年次大会 優秀ポスター発表賞

(2025年繊維学会年次大会)

受賞の内容

「異なる架橋密度のポリスチレンネットワークを相互侵入させたフィルムの力学特性」

異種の高分子ネットワークが相互に侵入し合った相互侵入高分子網目(IPN)については広く研究が行われていますが、同種の高分子ネットワーク同士によるIPNに関する研究は限られています。本研究では、同じポリスチレンではあるが架橋密度の異なるネットワーク同士をIPN化し、その引張特性について調査しました。その結果、同種の高分子ネットワークの組み合わせであるにもかかわらず、両者が異なる分子鎖形態をとることで、単一のネットワークよりも強靭化することを見出し、そのメカニズムについて議論しました。

受賞者のコメント

このたびは、繊維学会年次大会で優秀ポスター賞をいただき、大変光栄に思います。また、日頃からご指導いただいております猪股克弘先生、信川省吾先生、共に研究活動に取り組む研究室の仲間たちにも深く感謝申し上げます。今後も研究活動に一層励み、新たな成果を上げられるよう努力してまいります。