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工学専攻(研究当時)の朝熊紀文さんが日本セラミックス協会東海支部 隼翔賞を受賞しました

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2025年6月12日掲載


受賞者

工学専攻(研究当時) (岩本雄二研究室)

朝熊紀文

受賞名

日本セラミックス協会東海支部 隼翔賞

(日本セラミックス協会東海支部)

受賞の内容

「前駆体法による窒化物系材料の創製と触媒機能の評価解析」

窒化ケイ素系セラミックスは、高温構造材料や絶縁基板材料等として広く応用されていますが、優れた触媒担体としても潜在的可能性を秘めています。本研究では、有機金属化合物をセラミックス前駆体に利用して、ナノメートルサイズのニッケル粒子を窒化ケイ素上に高度に分散した触媒材料の設計と合成研究を進めた結果、従来の触媒担体である酸化ケイ素を担体とした場合には得られない特異な触媒性能が発現することを明らかにしました。この特異な触媒性能に関して、 第一原理計算と実験を駆使してその起源を明らかにしたことが、新規性を有する主な研究成果として評価されました。

受賞者のコメント

このような賞を頂き大変光栄に思います。博士前期および後期課程在籍時にご指導頂きました本学の岩本雄二先生、田村友幸先生、本多沢雄先生、浅香透先生、故羽田政明先生、IRCER-CNRS, Limoges のSamuel Bernard先生、Assil Bouzid先生 ならびに IIT Madrasの多田翔太朗先生に感謝申し上げます。なお、博士後期課程の研究は、JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム JPMJSP2112 の支援を受けて実施したものです。関係者の皆様に感謝申し上げます。本年4月より、社会人となりました。社会人としてご活躍の本学の先輩方々を見習い、精進してまいります。

朝熊さん_賞状1.png