工学専攻生命・物質化学プログラムの新井想空さんと石田大空さんが第26回日本光生物学協会年会にて日本光生物学協会ポスター賞を受賞しました
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学生生活
2026年9月 8日掲載
受賞者
工学専攻 博士前期課程 生命・物質化学プログラム (片山耕大研究室)
新井想空
石田大空
受賞名
第26回日本光生物学協会年会 日本光生物学協会ポスター賞
(日本光生物学協会)
受賞の内容
新井想空「9-cis-retinal選択性をもたない霊長類青視物質の構造基盤解明に向けた分光研究」
霊長類は、青・緑・赤に吸収をもつ3種の錐体視物質を用いて色を認識しています。その吸収波長は発色団レチナールとタンパク質の相互作用によって制御されますが、特に青視物質(MB)は構造的に未知な部分が多くあります。私は、MBが9シスレチナールを結合しない特徴を足掛かりに、構造基盤に迫りました。変異導入から9シス選択性に関わるアミノ酸を特定し、赤外分光解析から水分子がMBのタンパク質構造に寄与することを明らかにしました。

石田大空「キイロショウジョウバエRh7の広帯域吸収を制御するシッフ塩基周辺の分子機構」
動物はオプシンと呼ばれる光受容タンパク質を使い、形や色だけでなく、時刻や季節などの環境情報を認識しています。キイロショウジョウバエのRh7は、紫外光から青色光までの幅広い光を吸収し、体内時計を光環境に合わせる働きに関わっています。本研究では、分光法とアミノ酸変異体解析を組み合わせ、Rh7がもつ特徴的な広帯域吸収を生み出す分子機構と、光吸収に伴う構造変化の一端を明らかにしました。

受賞者のコメント
新井想空さん
このたびはこのような賞に選出していただき、大変光栄に存じます。本受賞は、日頃より熱心にご指導くださる片山准教授、日々刺激を与えてくれる研究室の仲間たちの支えがあってこそ成し遂げられたものであり、心より感謝申し上げます。本受賞を励みに、研究のさらなる発展に努めてまいります。
石田大空さん
このたびは日本光生物学協会ポスター賞をいただき、大変うれしく思います。研究を進めるにあたり、ご指導いただいている片山耕大准教授をはじめ、共同研究者、研究室の皆様に心より感謝いたします。学会では多くの先生方とRh7について議論することができ、自分自身にとって非常に刺激的な経験となりました。今回の受賞を励みに、博士後期課程進学後もRh7がもつ特徴的な光受容の仕組みをさらに深く明らかにしていきたいと思います。

