電気・機械工学専攻の伊藤啓太さんが平成29年度電子情報通信学会無線通信システム研究会活動奨励賞を受賞しました。
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2018年5月16日掲載
受賞者
電気・機械工学専攻(岡本英二研究室)
伊藤 啓太
受賞名
平成29年度電子情報通信学会無線通信システム研究会 活動奨励賞
電子情報通信学会無線通信システム研究会
受賞の内容
「Polar符号を用いた適応符号化伝送に関する検討」
第5世代移動通信システム(5G)の制御チャネルへの採用が決定しているPolar符号は、長符号長において漸近的に通信路容量を達成するという優れた特性を持つ。我々はPolar符号が凍結ビットと呼ばれる固定ビットを可変にすることで符号化率を柔軟に変更できる点に着目し、凍結ビットを用いて追加のサイド情報伝送を不要とする適応符号化伝送方式を新たに構築した。これは送信側の状態により複数の符号化率を適応的に選択し、誤り訂正能力と伝送速度をトレードオフの関係で可変にし、高効率伝送を実現するものである。
本発表が平成29年度無線通信システム研究会発表全406件の内上位7件に評価され、表彰された。
今後の抱負
この度は、このような賞をいただき大変光栄に思います。これも、常日頃からご指導いただいた岡本先生並びに共に研鑽してきた研究室メンバーのおかげです。今後は、Polar符号を用いた適応符号化の更なる特性改善に取り組んでいきたいと考えています。