工学専攻電気・機械工学系プログラムの浅野 敬祐さんが2021年度無線通信システム研究会奨励賞を受賞しました。
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2022年6月22日掲載
受賞者
工学専攻電気・機械工学系プログラム (岡本 英二研究室)
浅野 敬祐
受賞名
2021年度無線通信システム研究会奨励賞
受賞の内容
「凍結ビット多用途化によるpolar符号連接カオス変調の復号演算量削減と性能改善の検討」
近年、無線通信の安全性強化が重要視されており、我々は共通鍵方式による高い安全性と高品質伝送を実現する電波暗号化変調を提案している。しかし、この技術は「受信者の復号に必要な演算量が多い」という課題があった。この課題を解決するために、私はpolar符号という誤り訂正技術に着目して、上記の電波暗号化変調へ適用することを考えた。そして、polar符号を「通信品質の向上」という本来の用途だけでなく、さらに「演算量削減」という全く異なる用途にも併用する手法を構築した。これによって、電波暗号化変調の通信品質を向上させながら演算量を1/4に削減することを示した。この発表が年間を通した研究会発表の中で優れた成果であると評価され、活動奨励賞を受賞することができた。
今後の抱負
この度は、このような賞をいただき大変光栄です。常日頃からご指導いただいた岡本先生、共同研究先の皆様、並びに研究室のメンバーのおかげです。心より感謝いたします。今後は、上記の暗号化技術の実用化に向けて技術課題の解決に精進していきたいと考えております。
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