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分子触媒と生分解性高分子が拓く新材料研究

有機分子触媒として注目されるN-ヘテロ環状カルベン(NHC)を用いた高分子合成を研究しています。NHCは1991年に単離されて以来、分子の反応性を変える「極性転換」や、開環重合・連鎖重合といった高分子反応の開始剤として利用され、ラクトンやラクチドといった環状分子の重合にも応用されています。また当研究室では、電荷を持たないにもかかわらず電気の力で電極に引き寄せられる非イオン性高分子の電気泳動堆積(EPD)現象を世界で初めて報告しました。この新しい特性を利用した機能性コーティングの開発を進めています。さらに再生医療材料や感染症検査キットの開発など、社会に役立つバイオマテリアル・バイオセンサー研究にも取り組んでいます。

生命・応用化学類|教授

高須 昭則(タカス アキノリ)

TAKASU Akinori

3 すべての人に健康と福祉を
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
12 つくる責任つかう責任

キーワード

高分子合成
生分解性材料
バイオマテリアル
電気泳動堆積
有機分子触媒

担当分野・プログラム

研究区分

高分子、有機材料

研究テーマ

  • 省エネルギー型脱水重縮合による機能性ポリエステルの設計
  • バイオマス資源を活用した機能性ポリエステルの合成
  • 遺伝子組み換え大腸菌を活用した非天然アミノ酸の機能性タンパク質へのinvivo導入

メッセージ

高分子化学を基盤とした新規有機材料の開発を行っています。マイクロプラスチック問題を背景に、生分解性材料開発も継続的に実施しており、社会貢献できるよう心がけています。日本の研究・開発を支える人材育成に少しでも貢献できればと思っています。