飯國良規助教、北川慎也准教授、大谷肇教授が2015年「分析化学」論文賞を受賞
2016年6月28日掲載
2015年「分析化学」論文賞
受賞論文タイトル「交互配列磁場を用いたマイクロチップ電磁泳動による微粒子の連続分離」
飯國良規、福井優悟、北川慎也、大谷肇
マイクロメーターオーダーの生体細胞やラテックス粒子の分離、分液を行うことは病理診断や製品の品質、機能評価に繋がることから重要な技術である。本論文では、試料量の低減や分析の高速化が可能なマイクロ流体デバイスと極性の異なる磁石を並列した交互配列磁場による局所的磁場制御による電磁泳動を組み合わせたマイクロチップ電磁泳動により、泳動速度差に基づき異なる出口から微粒子を回収する、連続的かつ高精度な液中微粒子の分離法を開発した。