International Journal of Biological Macromolecules誌に山村・宮川研究室の研究論文が掲載されました。
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2024年4月 8日掲載
山村・宮川研究室の研究論文「Preparation of β-1,3-glucan mimics via modification of polymer backbone, and evaluation of cytokine production using the polymer library in immune activation」(著者 宮川淳(准教授)、山本菜未(当時、博士前期課程の学生)、大野綾音(当時、博士前期課程の学生)、山村初雄(教授))は、学術雑誌International Journal of Biological Macromolecules(Vol. 264, 130546, 2024; Impact Factor=8.2)に掲載されました。
本研究では、天然の免疫活性化分子であるβグルカンの活性を模倣するため、繰り返し構造である分岐オリゴ糖の化学合成を行い、ノルボルネンを用いて高分子化することで、βグルカンの活性を大幅に超える免疫系サイトカイン産生誘導能を示す分子の開発に成功しました。低分子オリゴ糖を用いた高分子化によりβグルカンの再構築を行い、その合成した高分子を修飾することで、骨格構造の異なるβグルカン模倣高分子ライブラリーとし、高分子の構造活性相関研究を行うことで、βグルカン様の免疫活性化に必要な構造要素を明らかにしました。本物質は、自己免疫を活性化して抗腫瘍活性を生み出すものであり、βグルカンのもつ生物活性を有効に活用した安全な抗腫瘍細胞活性や抗ウィルス活性物質の開発など、幅広い利用が期待されます。
学術雑誌 International Journal of Biological Macromolecules
山村・宮川研究室HP
この情報は研究支援課が提供しています。
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