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ノーベル化学賞受賞のロアルド・ホフマン氏が、戯曲「これはあなたのもの」公演に向けて来日しました!

カテゴリ:イベント|2016年10月31日掲載


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    内匠理事、鵜飼学長、ロアルド・ホフマン氏、川島教授

113日、5日、6日の3日間、大学講堂 NITech Hall において、ノーベル化学賞受賞者 ロアルド・ホフマン氏(米・コーネル大学名誉教授)原作の日本初公演戯曲「これはあなたのもの」を上演いたします。
なお、
3日にはホフマン氏の講演とディスカッション(質疑応答)も聴講いただけます。

この戯曲は、ホフマン氏が複数の国を経てアメリカへ渡り、成功するまでの苦難の実体験をもとにして描かれています。
この観劇を通して、国際化やダイバーシティの重要性について考え、学んでみませんか。

みなさまのご来場、お待ちしております。

※いずれも参加無料・要申込み。

戯曲「これはあなたのもの」

DSC_1438_R2.jpg原作 : ロアルド・ホフマン

翻訳 : 川島慶子(本学教授)

脚本 :  川邊優子

演出 : 多田木亮佑

美術 : 名古屋工業大学 石松丈佳研究室 他

製作 : 中京テレビ放送(株)

後援 : 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社

113日(第2回ホームカミングデー歓迎式典)

会場 名古屋工業大学 NITech Hall

プログラム

12:30 受付開始

13:00 開式

13:20 歓迎式典記念講演 ロアルド・ホフマン氏

"Returning, Remembering, Forgiving -- a little boy in hiding in World War 2 returns 62 year later to Ukraine" (戻り、忘れず、そして許すこと - 戦争から62年、あの"小さな子"がウクライナの隠れ家に戻った)

13:50 休憩(20分)

14:10 戯曲「これはあなたのもの」上演

15:40 質疑応答(ホフマン氏とディスカッション

15:55 学歌合唱

16:00 閉式

詳細・お申し込みはホームカミングデー公式HPをご覧ください。

115日・6日 公開講座 劇「これはあなたのもの」に学ぶ国際化

会場 名古屋工業大学 NITech Hall

プログラム

13:00 開場

13:30 開演、主旨説明

13:35 2 次世界大戦当時のヨーロッパ情勢とホフマン教授についての解説

14:00 頃~ 戯曲「これはあなたのもの」上演

16:00 終了予定

詳細・お申し込みは本学HP「公開講座案内」 をご覧ください。

あらすじ

 1992年のアメリカ。フィラデルフィアに住む81歳のユダヤ人女性フリーダ・プレスナーは、息子のエミール一家と静かに暮らしていた。あるときウクライナからフリーダ宛に一通の手紙が届く。戦争中に預かったものを返したいというのだ。じつはフリーダは、第二次世界大戦中にナチスのユダヤ人迫害から逃れるため、当時5歳のエミールと、ポーランドのウクライナ地方にある村の屋根裏に隠れていた経験を持つ女性だった。つまりこの母息子はアメリカ生まれではなく、戦後に移住してきた移民一世である。
 ちょうどそのころ、孫娘のヘザーが、高校の宿題でナチスのユダヤ人迫害についてレポートすることになり、祖母のフリーダに戦争中の話を聞きたいとせがむ。戦争で傷ついた多くの人々と同様、フリーダもエミールも、自分たちの家族にさえ戦争中の話をしてこなかった。ところがウクライナからの手紙と、ヘザーの学校の課題という二つの事件が、この二人が心の中に閉じ込めてきた記憶を呼び覚まし、過去の悪夢が蘇る。フリーダはあの時、夫を、父を、妹を、多くの友人たちを虐殺されたのだ。しかも憎しみは複雑だった。なんとフリーダは、ナチスよりもウクライナ人を「ひとごろし」と呼んではばからない。エミールは、自分たちを匿ってくれたのもウクライナ人ではないかと母と諭すが、耳をかさない。それどころかナチスに抵抗して銃殺された夫を「絶対にゆるさない」とまで言い張る。幼いときに父を失い、それゆえ父を英雄視するエミールは、母の言葉に動揺する。
 やがてウクライナから客人が訪れ、ひとつの贈り物をする―金の指輪。フリーダは「これはあなたのもの」と突き返すのだが...


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