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工学専攻の原田 誠一さんが第20回情報科学技術フォーラム FIT船井ベストペーパー賞を受賞しました。

2023年02月02日掲載


受賞者

工学専攻 加藤 昇平研究室

原田 誠一

受賞名

第20回情報科学技術フォーラム FIT船井ベストペーパー賞

FIT船井ベストペーパー賞

受賞の内容

「モダリティ融合に基づく感情認識・潜在表現単一化による感情の数理的表現: モダリティ疑似欠損下での感情空間の表現力」

AIがユーザの感情を理解・共感するために、計算機の中で感情を数理的に表現するモデルが必要である。本研究は、深層学習モデルの潜在表現を用いた手法により、音声や顔表情等のマルチモダリティで共通する感情のベクトル表現(感情空間)を、データドリブンに獲得することを目指している。受賞論文では、音声・顔表情に共通する感情の潜在表現により、片方のモダリティが欠損しても感情空間が再現可能であり、欠損に頑健な感情の予測が可能であることを確認した。

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今後の抱負

この度は大変栄誉ある賞を賜り、恐悦至極に存じます。船井情報科学振興財団の皆様、及び論文の査読者の皆様に心より感謝申し上げます。加えて、加藤昇平先生と佐久間拓人先生の日頃のご指導ご鞭撻、またこれまで参加・投稿した学術会議で聴講・査読してくださった全ての方々からのコメントに、深く感謝申し上げます。今後とも本テーマを追究し続け、学術領域の発展及び、人々の感情の記録・可視化や感情を持った対話エージェントによる人々のウェルビーイングの実現に向けて尽力してまいります。

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