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工学専攻物理工学系プログラムの米村 拓哉さんが2023年軽金属学会秋期講演大会 ポスターセッション 優秀ポスター発表賞を受賞しました。

2023年12月06日掲載


受賞者

工学専攻物理工学系プログラム 萩原・徳永研究室

米村 拓哉

受賞名

2023年軽金属学会秋期講演大会 ポスターセッション 優秀ポスター発表賞

軽金属学会

受賞の内容

「Ti-Feミルフィーユ材料の開発,力学特性評価」

科学研究費補助金研究活動スタート支援「極微細配向化組織制御と相安定性制御の融合による革新的超高強度Ti合金の創製」(グラント番号: 21K20397)等の支援を受け展開されている超高強度Ti合金の開発において、bcc-Ti/B2-FeTiからなる特有の"花状微細組織"を層状に配列させることで、室温で2.3 Paを超える著しい高強度と5%の圧縮延性の両立を実現した。さらに600℃に試験温度を上昇すると、これまでに報告例のないキンク変形帯の形成による塑性変形が生じること、その形成挙動がコロニーと呼ぶ層状組織配列結晶粒の大きさにより制御できることを世界で初めて明らかにした。

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今後の抱負

今回は圧縮方向を一方向に限定し力学特性を評価しましたが、今後は様々な方位を荷重軸とする圧縮試験や引張試験を行うことで、組織が力学特性に与える影響をより鮮明にしたいです。さらに、今回の成果を基に、共晶合金、亜共晶合金のさらなる組織制御を行い、より高強度、高延性を有する材料を開発するとともに力学特性の向上に寄与する条件を明らかにしていきたいです。

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