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創造工学教育課程の柴崎 未妃さんが2023年度日本セラミックス協会東海支部学術研究発表会 優秀講演賞を受賞しました。

2024年01月05日掲載


受賞者

創造工学教育課程 中山 将伸研究室

柴崎 未妃

受賞名 

2023年度日本セラミックス協会東海支部学術研究発表会 優秀講演賞

日本セラミックス協会東海支部

受賞の内容

「固体電解質材料リン酸タンタルリチウムの合成条件最適化」

従来のLiイオン電池では電解質として有機溶媒を用いていましたが、安全性の問題が指摘されており、現在は不燃性固体電解質を用いた全固体電池の実現が目指されています。酸化物の電解質は化学的に安定しており実用的な材料候補といえる一方で、Liイオン伝導度が低く、高いLiイオン伝導度を有した材料の開発が進められています。本研究では、新規酸化物固体電解質であるLiTa2PO8の合成方法の最適化を行い、粒子径や焼成プロセスを制御することで粒界抵抗を大きく低減できることを見出しました。

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      全固体Liイオン電池                    LiTa2PO8

今後の抱負

このような賞を頂くことができ、とても光栄に思います。直接研究を指導していただいた武田はやみ先生とアドバイスをいただいた中山先生、谷端先生、研究室の学生メンバーに感謝しています。新しい材料の研究ということで、先行研究も少ない中、試行錯誤を繰り返して進めてきた研究なので、今回の学会で評価して頂けて、とてもうれしく思っています。今後も、本材料のさらなる分析、あるいは、電池に関する勉強、およびプレゼン力の向上に努めたいと思っております。

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