共同ナノメディシン科学専攻の伊藤 愛さんが日本比較生理生化学会 第45回大会 発表論文賞 会長賞を受賞しました。
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2024年1月29日掲載
受賞者
共同ナノメディシン科学専攻 (医用生体工学研究室(中村・杉田・氏原研究室))
伊藤 愛
受賞名
日本比較生理生化学会 第45回大会 発表論文賞 会長賞
受賞の内容
「「Terrestrial amphibians (frogs) and reptiles (snakes) have stiffer ventricles than aquatic amphibians (axolotls and frogs)」 」
脊椎動物の心臓は、進化の過程で多くの変化と適応を遂げてきました。生息環境の異なるアホロートル、カエル、ヘビの心室を比較することにより、陸で生活している種の方が水棲種よりも心室壁の緻密層が厚く、心室が硬いことが分かりました。さらに、両生類や爬虫類(有鱗目)において、上陸後は陸生環境への適応度によらず、心室硬さが同程度であることが示唆されました。このことから、脊椎動物の上陸による生息環境の変化は、進化に伴う心室の硬化を惹起する要因であることが裏付けられました。
今後の抱負
この度は、素晴らしい賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞は、日頃から熱心にご指導してくださる中村教授、杉田准教授、氏原准教授をはじめとする研究室の皆様や多くの方々のサポートによるものです。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、より一層研究活動に励みたいと思います。
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