国立大学法人名古屋工業大学

文字サイズ
検索

就職・キャリア・学生生活

ホーム > 就職・キャリア・学生生活 > 名工大キャンパスニュース一覧 > 工学専攻生命・応用化学系プログラムの杉浦 勇也さんが日本化学会秋季事業 第13回CSJ化学フェスタ2023 最優秀賞ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)を受賞しました。

工学専攻生命・応用化学系プログラムの杉浦 勇也さんが日本化学会秋季事業 第13回CSJ化学フェスタ2023 最優秀賞ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)を受賞しました。

2024年01月25日掲載


受賞者

工学専攻生命・応用化学系プログラム神取 秀樹研究室

杉浦 勇也

受賞名

第13回CSJ化学フェスタ2023 最優秀ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)

第13回CSJ化学フェスタ2023

受賞の内容

「ヒトアセチルコリン受容体 (M2R)の活性化を制御するホットスポット残基の特定」

アセチルコリン受容体は、薬剤やホルモンの結合により細胞内へシグナル伝達する膜タンパク質であり、私たちの生体機能を制御しています。本研究では、独自の赤外分光法を活用した部分特異的変異タンパク質の構造解析を行うことで、アセチルコリン結合時の受容体の構造ダイナミクスや、内部に結合する薬剤の結合様式を特定し、受容体活性制御に重要なアミノ酸を明らかにしました。本成果は、アセチルコリン受容体を標的とした副作用の少ない新たな薬剤設計を提唱できると期待されます。

award_sugiura_image.jpg

今後の抱負

このような賞に選んで頂けて大変光栄です。他の学会とは異なり、アカデミアの方だけでなく企業の方々と議論をさせて頂く機会がある中で、本研究が評価されたことは非常に嬉しく思います。また今回の受賞は、指導教員である片山耕大准教授をはじめ、研究室の皆様のお力添えが無ければ達成し得なかったと思います。心から感謝申し上げます。本受賞に慢心することなく、今後も研究に邁進してまいります。

award_sugiura.jpg

ページトップへ