工学専攻の小山田 悠介さんがICOMC 2024: 18. International Conference on Organotransition Metal Chemistry Best Presentation Awardを受賞しました。
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2024年4月15日掲載
受賞者
工学専攻 (中村 修一研究室)
小山田 悠介
受賞名
ICOMC 2024: 18. International Conference on Organotransition Metal Chemistry Best Presentation Award
受賞の内容
「Enantioselective Allenylation of Ketimines Derived from Isatins Using Chiral Bis (Imidazoline)-Palladium Catalysts」
α-アレニルアミンは生物活性化合物に遍在しているのみでなく、様々な複素環化合物の合成前駆体として知られており、その合成法の開発は希求されている。今回我々は、イサチン由来のケチミンに対し、これまで困難とされてきた無置換アレンの不斉導入法を検討した。当研究室で開発されたビスイミダゾリン-パラジウム触媒を用いた際に、高収率・高立体選択的にα-アレニルアミンが得られることを見出した(Scheme 1)。
Scheme 1
今後の抱負
この度、このような賞を頂きましたこと、とても栄誉のあるものと感動しております。本研究を遂行するにあたり、様々な助言を頂きました中村先生・中村研の皆さんに感謝申し上げます。本研究はJST次世代研究者挑戦的研究プロジェクトJPMJSP2112の支援を受けたものです。また、本発表に関して経済的な支援を賜りました永井科学技術財団様に御礼申し上げます。最後に経済的な便宜を図り、生活面、精神面ともに支えてくれた家族に深く感謝します。
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