工学専攻の麦田 大悟さんが2024年春季大会 日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました。
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2024年6月14日掲載
受賞者
工学専攻 (礒部 雅晴研究室)
麦田 大悟
受賞名
2024年春季大会 日本物理学会学生優秀発表賞
受賞の内容
「剛体円板ガラス系の深層過冷却液体状態におけるホッピング解析-自由体積とinherent構造-」
ガラス状物質の遅い緩和で観測されるひも状のホッピング連鎖運動の解析では、精密な解析のために熱揺らぎといったノイズを除去した粒子の純粋な位置を用いることが多く、そのような粒子配置として、系を急冷させ、粒子を局所的なポテンシャルエネルギーの最小値へと閉じ込めたinherent構造(IS)が用いられてきました。しかし、剛体球ポテンシャルでは原理的にこれを求めることが難しく、粒子軌道に時間的な粗視化(TCG)を施した位置が使われてきました。本研究では、剛体円板系においてもISを導出することが出来る手法「Recursive displacements toward the Centroid of Free Area (ReCFA)」を開発し、これをホッピング運動の解析に用いた結果、TCGに対し精密さにおいて優位性を示しました。
今後の抱負
今回このような賞を頂きましたこと、とても栄誉のあることと光栄に思っております。今回の受賞は、指導教官の礒部先生の多大なご指導ご鞭撻があってのものであり、深く感謝しております。この受賞を糧に、これからもより一層研究に精進してまいります。
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