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工学専攻電気・機械工学系プログラムの寺田 龍人さん、電気電子プログラムの神谷 拓光さんが電子情報通信学会 コミュニケーションシステム研究会学生セッション優秀発表賞を受賞しました。

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2024年8月20日掲載


受賞者

工学専攻電気・機械工学系プログラム 寺田 龍人

工学専攻電気電子プログラム 神谷 拓光

(岡本 英二研究室)

受賞名

電子情報通信学会 コミュニケーションシステム研究会学生セッション優秀発表賞

(コミュニケーションシステム研究会)

受賞の内容

寺田 龍人「Raptor符号を用いた連続量量子鍵配送向け高効率情報整合の検討」

量子鍵配送は物理的に可能なあらゆる攻撃に対しても安全に暗号鍵を共有することができるが、長距離の伝送を行う際に鍵生成レートが低いという課題があった。そこで本研究ではRaptor符号というレートレス符号を適用し、従来方式では不可能であった軟値復号を可能とすることで鍵生成効率が向上することを示した。

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神谷 拓光「polar 符号による連続量量子鍵配送向け情報整合の受信尤度値公開による高効率化の検討」

通信においては情報が盗聴されないように暗号を用いてやり取りする必要があるが、計算機の発展により現行の暗号技術では安全性が今後担保できなくなると言われている。そのため、より強力な安全性を有する量子暗号通信が研究されているが,量子暗号通信の構成要素である量子鍵配送において鍵共有の効率が低いという課題があった。そこで本研究では公開通信路において付加情報を共有することで、安全性を損ねずに鍵共有高効率化を実現する手法を提案した。

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今後の抱負

寺田 龍人さん

この度はこのような名誉な賞をいただき大変嬉しく思います。平素よりご指導いただいております共同研究先の皆様、指導教員の岡本先生、研究室メンバーに心より感謝申し上げます。今後も量子鍵配送、並びに無線通信全般の発展に貢献できるよう研究に励んでまいります。

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神谷 拓光さん

この度はこのような貴重な賞をいただくことができ大変嬉しく感じています。発表準備にあたり、ご指導いただいた岡本先生、多くの意見をいただいた共同研究先の皆様、並びに研究室メンバーに心より感謝申し上げます。今後も、量子暗号の高効率化に向けた検討に励みたいと思います。

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