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工学専攻物理工学系プログラムの廣野 零二さんが日本金属学会2024年秋期講演大会 第43回優秀ポスター賞を受賞しました。

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2024年12月 6日掲載


受賞者

工学専攻物理工学系プログラム 萩原 幸司研究室

廣野 零二

受賞名

日本金属学会2024年秋期講演大会 第43回優秀ポスター賞

日本金属学会2024年秋期講演大会

受賞の内容

「Al-Si-Mg合金鋳造材の引張特性変化に対する組織学的要因の検討」

カーボンニュートラルに向けた熱処理簡略化の要請を受け、Al-Si-Mg合金ダイカスト材の熱処理による組織と力学特性の関係について、特にSi粒の形状とMgの存在状態に注目し、引張試験、組織観察を行った。その結果、溶体化処理によりSi粒は球状化し、大幅な伸びの向上が見られることが分かった。また、時効処理により析出するMg2Si時効析出物により強度が大きく向上することが分かった。溶体化処理材においては、固溶Mgが動的ひずみ時効を起こし、局所伸びを低下させることが明らかとなった。

今後の抱負

このような賞をいただくことができ大変嬉しく思います。日頃から多大なるご指導をいただいている徳永助教、萩原教授をはじめ支えてくださった研究室の皆様に感謝申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後もより一層研究活動に励んでいきたいです。

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