工学専攻生命・応用化学系プログラムの西川 遼さんがTARAセミナー・生理研研究会 最優秀ポスター賞を受賞しました。
Campus life
学生生活
2024年12月 9日掲載
受賞者
工学専攻生命・応用化学系プログラム(神取 秀樹研究室)
西川 遼
受賞名
TARAセミナー・生理研研究会 最優秀ポスター賞
受賞の内容
「ヒトκオピオイド受容体のシグナル伝達機構の解明」
オピオイド受容体は、モルヒネのような鎮痛薬を受容する膜タンパク質であり、主となる鎮痛作用を引き起こすシグナル伝達と副作用を引き起こすシグナル伝達の選択性が注目されています。本研究では、アミノ酸の分子振動変化を観測することができる赤外分光法を活用し、受容体のシグナル伝達選択性に重要なアミノ酸を明らかにしました。本成果は、オピオイド受容体を標的とした副作用の少ない新たな薬剤設計を提唱できると期待されます。
今後の抱負
このような賞に選んで頂けて大変光栄です。今回の発表ではアカデミアの方や企業の方々と議論をさせて頂き、研究内容だけでなく手法の有用性に関することも議論し、今後の研究の発展につながる貴重な情報を得ることができたと考えています。また今回の受賞は、指導教員である片山耕大准教授をはじめ、共同研究者の皆様、研究室の皆様のお力添えが無ければ達成し得なかったと思います。心から感謝申し上げます。
工学専攻電気・機械工学系プログラムの前川 謙蔵さんが日本機械学会第27回複雑流体研究会 優秀発表表彰を受賞しました。 工学専攻物理工学系プログラムの廣野 零二さんが日本金属学会2024年秋期講演大会 第43回優秀ポスター賞を受賞しました。