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木村正子博士(研究当時:社会工学専攻)らによるインスタントハウスを活用したアート作品・Inclusive Quiet Roomが香港国際メディアアート展Microwave New Media Arts Fest 2024に招聘作品として展示されました。

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2025年1月 7日掲載


木村正子博士(研究当時:社会工学専攻)、社会工学類の北川啓介教授、北川珠美研究員、夏目欣昇准教授らのグループによる、インスタントハウスを活用した作品「Inclusive Quiet Room」が香港の国際メディアアート展Microwave New Media Arts Fest 2024に招聘作品として展示されました。「Inclusive Quiet Room」は、メンタルヘルスの課題を抱える人々に落ち着く空間を提供するアート作品で、2024年度のmicrowaveのテーマ「你好不好? How have you doing?」に沿って、心を癒す・心に語り掛ける作品として招聘・展示されました。一時は大行列となる人気作品となり、展示期間中に1,000名以上が体験しました。
日本国内からは木村博士らの作品のみがノミネートされ、11月2日には木村博士によるInclusive Quiet Roomに関する招聘トークショーも実施されました。なお、本作は2023年にフランスのLaval Virtual、アメリカのSIGGRAPH 2023にて展示されており、今回の香港で3度目の国際展示となりました。

Microwave New Media Arts Fest 2024
会期:2024年10月25日(金)~11月3日(日)
発表者:木村正子、藤井綺香、伊東健一、坪井理人、児島響、北川珠美、北川啓介、夏目欣昇

【木村博士のコメント】
本作により少しでも、メンタルヘルスに課題を抱えた人々が落ち着くことや、社会的意義のある空間、またそれに対する理解が広がっていくことを切に願っています。
本作を通じて、香港・中国の人々とメンタルヘルスに課題のある人や精神障害者らの社会的な立場について多く議論できたことに、大きな意味を感じました。
将来的には、精神障害・メンタルヘルスに課題を抱えた人々が落ち着ける環境への取り組みが社会に広がるだけではなく、精神障害を抱えていても学校や職場などで健常者も障害者も関係なく、共に活動できる社会になることを切に願っています。
本展示にて招聘してくださったJoel Kwong様、microwaveチームのFlorence、Joy、Jackson、Jason、他スタッフ、香港学生ボランティアの皆様、 日本からのサポートチーム、そして名古屋工業大学、青山学院大学、Diver-X社、産業技術総合研究所、the Music and Arts University of the City of Vienna (MUK)、他サポートしてくださった皆様、作品を体験してくださった皆様、そして本作を応援してくださる全ての皆様に心から御礼と感謝を述べます。ありがとうございました。

kimura1.jpg

microwave 会場内Inclusive Quiet Room作品前にて木村博士とキュレーターのJoel Kwong氏

kimura3.jpg  kimura2.jpg

microwave会場、作品展示の様子 

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社会工学専攻の木村 正子さんがLaval Virtual 2023 SIGGRAPH AWARD/REVOLUTION #RESEARCHを受賞しました。

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