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工学専攻創造工学プログラムの山田叡慧さんが若手優秀発表賞を受賞しました

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2025年9月 5日掲載


受賞者

工学専攻 博士前期課程 創造工学プログラム  (平田・小寺研究室)

山田叡慧

受賞名

若手優秀発表賞

(第 17 回医用生体電磁気学シンポジウム)

受賞の内容

「テンソルコンダクタンスモデルを用いた低周波磁界ばく露評価の高精度化」

本研究では、脳組織への非侵襲電気刺激評価や電磁界ばく露に関連する数値誤差の低減を目的として、テンソルモデルを導入した三次元SPFD法を構築した。従来のボクセル状に近似した人体モデルでは組織界面における導電率の急変により階段状誤差が生じやすいが、提案手法はこれを抑制することを目的としたものである。多層球体モデルおよび標準脳を含むリアル頭部モデルを用いて検証した結果、従来手法に比べ脳内の最大電界値の理論値との差は大幅に低減することを、簡易モデルおよびリアル頭部モデルで示し、その有効性が確認された。

受賞者のコメント

このたび、第17回医用生体電磁気学シンポジウムにおける発表で栄えある賞をいただき、大変光栄に思います。 本研究を進めるにあたり、ご指導いただいた平田晃正教授や小寺紗千子准教授、そして日頃から支えてくださった研究室の皆様に心より感謝申し上げます。 今回の学会では多くの研究者の方々から貴重なご意見を頂戴し、大変有意義な機会となりました。今回の受賞を励みに、今後も研究に一層精進してまいります。