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工学専攻環境都市プログラムの弓場翔太さんが第45回土木史研究発表会 優秀講演賞(学生部門・近世部門)を受賞しました

Campus life

学生生活

2025年9月10日掲載


受賞者

工学専攻 博士前期課程 環境都市プログラム (庄建治朗研究室)

弓場翔太

受賞名

優秀講演賞(学生部門・近世部門)

(第45回土木史研究発表会)

受賞の内容

「矢作川河川敷木杭列の年代推定と矢作川架橋の歴史について」

愛知県岡崎市の矢作川右岸で発見された規則的配列を持つヒノキ木杭について、酸素同位体比年輪年代法で伐採年代を推定し、歴史的背景を考察した。分析の結果、木杭の伐採年代は平安時代末期から鎌倉時代と判明した。この時代に矢作橋は存在しなかったとされるが、『太平記』や『平家物語』には橋の存在を示唆する記述がある。特に『平家物語』に記された1181年の合戦に登場する橋との関連が考えられ、これらの木杭が当時の矢作川橋脚の遺構である可能性が示唆された。

受賞者のコメント

このような栄えある賞をいただき、大変喜ばしく光栄に思います。この度の受賞は、指導教員の庄先生をはじめ、研究室の皆様、そしてお世話になっている宮川さんの多大なるご支援があってこそのものです。改めて皆様に深く感謝申し上げます。今後もこの期待に応えられるよう、研究により一層力を入れていきたいと思います.