工学専攻のZHANG Jiaxinさんがアジア基礎造形連合学会2025 最優秀論文発表賞を受賞しました
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2025年10月17日掲載
受賞者
工学専攻 博士後期課程 (石松丈佳研究室)
ZHANG Jiaxin
受賞名
アジア基礎造形連合学会2025 最優秀論文発表賞
受賞の内容
「環境造形ワークショップにおける使用素材による類型化及びその比較」
(The Classification and Comparison of Environmental Art Workshops by Used Materials)
環境造形ワークショップは、素材を通して環境と芸術を結ぶ実践的活動である。本研究では全国の126事例を収集し、使用素材・環境表現・内容の三分類をもとに数量化Ⅲ類分析を行った。その結果、素材の「環境連関性」と内容の「テーマ指向性」を示す二軸が抽出され、五つの類型が得られた。素材は単なる道具ではなく、創造と環境意識を媒介する要素であり、地域素材を用いた自然体験型と、再利用素材を通じた環境配慮型に大別されることが明らかになった。
受賞者のコメント
このたびは、このような栄えある賞をいただき、心より感謝申し上げます。本研究では、環境造形ワークショップを対象に、素材を通して人と環境がどのように関わり合うかを明らかにすることを目指しました。創造の過程で使われる素材が、単なる造形の手段ではなく、環境を感じ、考えるきっかけとなることを示すことができました。ご指導くださった先生方や、多くの協力者の皆様に深く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も環境と表現を結ぶ研究を続けてまいります。