工学専攻生命・物質化学プログラムの太田響喜さんが第14回フッ素化学若手の会 優秀ポスター賞を受賞しました
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学生生活
2025年10月14日掲載
受賞者
工学専攻 博士前期課程 生命・物質化学プログラム (柴田哲男研究室)
太田響喜
受賞名
優秀ポスター賞
受賞の内容
「金属ナトリウム分散体を用いた穏和な条件でのPFAS類の脱フッ素化」
ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、代表的なポリマー型PFASであるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をはじめとして幅広い用途で利用される一方、強固なC-F結合は分解が困難であり地球環境への悪影響が懸念されています。本研究では、金属ナトリウム分散体を用いることで穏和な室温でPTFEから低分子PFASまでの脱フッ素化に成功し、フッ素原子をフッ化ナトリウムとして最大98%の高収率で回収することに成功しました。
受賞者のコメント
このたびは優秀ポスター賞をいただき大変光栄に思います。本研究の遂行にあたり、格別のご指導ご鞭撻を賜りました柴田哲男教授、丁寧なご指導をいただいた住井裕司准教授、共に研究に励んだ荒木泰地氏、村田裕祐氏ならびに研究室の皆様に心より感謝申し上げます。本受賞を励みに、今後もフッ素化学の発展に寄与できるよう一層精進してまいります。
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