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共同ナノメディシン科学専攻の服部雅史さんが優秀ポスター賞を受賞しました

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2025年12月15日掲載


受賞者

共同ナノメディシン科学専攻 博士後期課程  (柴田哲男研究室(有機フッ素化学・創薬化学・不斉合性研究室))

服部雅史

受賞名

優秀ポスター賞

(日本フッ素化学会 第48回フッ素化学討論会)

受賞の内容

「メカノケミカル法によるPVDF分解とフッ素化反応への展開」

有機フッ素化合物は医農薬品、機能性材料など幅広い分野で不可欠な役割を果たしています。一方でフッ素化合物は天然資源である蛍石(CaF2 )を原材料にして、有毒なフッ化水素(HF)を介して供給されるため、より環境に優しい反応開発が求められます。本研究では、フッ素系高分子であるポリビニリデンフルオリド (PVDF)をフッ素源として、フッ化水素を経由しないフッ素化反応開発に取り組みました。メカノケミカル法を用いることで、有機溶媒の使用を最小限に抑え、短時間で反応を進行させることを可能にしました。

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受賞者のコメント

この度は、第48回フッ素化学討論会にて優秀ポスター賞を受賞することができ、大変光栄に思います。本研究の遂行にあたり、ご指導いただいた柴田哲男教授、共に研究に取り組んだDebarshi Saha博士、Muhamad Zulfaqar Bacho氏、ならびに趙正宇助教、清野達希氏をはじめとした研究室の皆様に心から感謝申し上げます。本受賞を励みに、さらなる持続可能なフッ素化学の探求に邁進します。

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