創成シミュレーション工学専攻の吉村建慶さんが日本音響学会2017年秋季研究発表会で学生優秀発表賞を受賞しました。
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2018年3月22日掲載
受賞者
創成シミュレーション工学専攻 吉村 建慶(徳田・南角研究室)
受賞名
第16回(2017年秋季研究発表会)学生優秀発表賞
日本音響学会
受賞の内容
統計的アプローチに基づく音声合成においては、音声波形から抽出した音響特徴量をモデル化する手法が広く研究されてきた。
一方で、近年、WaveNetのように音声波形を直接モデル化する手法が提案され、従来の音響特徴量をモデル化する手法を凌ぐ性能が示されている。
音声波形を直接モデル化する手法では、柔軟なモデル化を可能とするため、音声波形に対して量子化を行っていた。
しかし、量子化により発生する量子化ノイズが白色であるため、量子化ノイズの高域の周波数成分が知覚されやすいという問題があった。
この問題に対して、人間の聴覚特性を考慮したメルケプストラムに基づくノイズシェーピング量子化法をWaveNet音声合成に適用し、その有効性を実験により確認した。
今後の抱負
今後の課題として、量子化ビット数を変化させたときのノイズシェーピングの影響の調査や、最適なノイズシェーピングパラメータの決定方法の検討が挙げられる。
また、さらなる性能改善のために、WaveNetの学習とノイズシェーピングの適用を統合することを検討したい。
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