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生命・応用化学専攻の三浦正剛さんがSymposium on Molecular Chirality 2018で優秀発表賞を受賞しました。

2018年05月18日掲載


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受賞者

生命・応用化学専攻(中村修一研究室)
○三浦 正剛・中村 修一

受賞名

Symposium on Molecular Chirality 2018 優秀発表賞
シンポジウム モレキュラー・キラリティー

受賞の内容

Asymmetric Synthesis of Chiral Aziridines through the Reaction of Thiols to 2H-Azirines」(アジリン類へのチオール不斉付加反応によるキラルアジリジン化合物の合成)

分子不斉研究機構 MCRO (Molecular Chirality Research Organization)主催のSymposium on Molecular Chirality 2018において、本学 生命・応用化学専攻 博士前期課程1年 三浦 正剛さん(中村研究室)が、優秀発表賞を受賞しました。Symposium on Molecular Chirality 2018は、参加者が200人を超える会議で、独⾃性が認められ、今後の発展が期待できること、質疑応答に優れていること の観点から審査が行われ、三浦さんが受賞しました。
光学活性なアジリジン骨格は生物活性物質中にしばしば見受けられる有用な構造であり、その合成手法の1つとして2H-アジリンへの不斉求核付加反応が挙げられます。しかし、不斉触媒を用いた高エナンチオ選択的な不斉求核反応の報告はほとんどなく、チオール類を求核剤として用いた報告例はありませんでした。そこで、今回私たちは、2H-アジリンに対するチオール類の触媒的不斉求核付加反応の開発を行い、高立体選択的に目的化合物を得ることに成功しました。

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今後の抱負

この度は、このような賞をいただき大変光栄に思います。日頃からご指導賜りました中村先生、また先輩や同期に感謝します。今回はチオール類を求核剤として用いての反応でしたが、その他の求核種を用いての報告は依然少ない状況にあるので、さらに検討を行い、研究を発展させていきたく思います。

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