生命・応用化学専攻の井田寛人さんが22nd International Symposium on Analytical & Applied PyrolysisでYoung Scientist Awardを受賞しました。
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2018年6月22日掲載
受賞者
生命・応用化学専攻(大谷・北川・飯國研究室)
井田 寛人
受賞名
22nd International Symposium on Analytical & Applied Pyrolysis
(Pyro2018;第22回分析的及び応用熱分解に関する国際シンポジウム)
Young Scientist Award
Pyro2018
受賞の内容
Catalytic fast pyrolysis of biomass over titanium dioxide studied by tandem micro reactor-GC/MS
(タンデム型パイロライザーGC/MSによるバイオマスの熱分解における酸化チタン触媒効果の解析)
6/3~8に開催された、国際的な熱分解研究の最前線が討議されるPyro2018(会場:京都大学、組織委員長:本学大谷 肇教授、参加者総数350、内海外35か国215名、発表件数300)において、審査の結果井田寛人さんがYoung Scientist Awardを受賞しました。
バイオマスの熱分解によるバイオ燃料の生産は、石油に替わる液体燃料の獲得方法として注目されています。本研究では得られるバイオオイルの成分を、酸化チタン触媒によって改質可能である事を明らかにしました。光触媒として一般に広く知られる酸化チタンが、バイオマスの熱分解の際に触媒活性を示す報告はこれまで無く、この知見がバイオ燃料の高効率、低コスト生産の実現に大いに寄与するものと期待されます。
今後の抱負
この度は、このような賞をいただき大変光栄に思います。日頃からご指導賜りました大谷先生、北川先生、飯國先生、また切磋琢磨できる研究室の仲間に感謝いたします。今後も研究に邁進する中で、小さな変化を見逃さず現象の解明を行える分析化学者を目指していきたいです。
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