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生命・応用化学専攻の加藤邦彦さんが第56回東海若手セラミスト懇話会で優秀発表賞、ベストディスカッション賞を受賞しました。

2018年07月06日掲載


優秀発表賞_1.jpg ベストディスカッション賞_1.jpg

受賞者

生命・応用化学専攻(白井研究室)
加藤 邦彦

受賞名

第56回東海若手セラミスト懇話会 優秀発表賞、ベストディスカッション賞
日本セラミックス協会 東海支部 第56回 東海若手セラミスト懇話会2018年 夏期セミナー

受賞の内容(優秀発表賞)

本研究では、物質の化学状態変化に伴いマイクロ波応答性が劇的に変化する特性を利用した熱的非平衡場に注目し、金属粒子を原料として従来にはない特異構造をもった非量論型の金属酸化物を合成するとともに可視光応答性光触媒への応用を検討しています。マイクロ波磁場加熱中での雰囲気を制御することにより、様々な化学状態やバンド構造を有する非量論型酸化チタン、具体的には酸素欠損型及び窒素ドープ型酸化チタンをワンステップかつ短時間で合成することに成功しました。

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Fig.1:シングルモードマイクロ波反応場中での雰囲気制御による生成金属酸化物の化学構造変化

加藤さんのコメント

今回の受賞は指導教員である白井准教授はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らのお力添え・御協力なくしては得られないものであったと考えております。誠に感謝申し上げるとともに、このような賞を頂くことができたこと大変光栄に思います。これらを糧として、研究分野のさらなる発展に貢献していけるよう今後一層研究に励みたいと思います。

受賞の内容(ベストディスカッション賞)

本表彰は、学会中の招待講演に対して特に優れた質問を行った学生に与えられる賞です。今回は大阪府立大学の徳留靖明先生が「結晶性ナノビルディングブロック~水系反応場での材料合成と機能応用~」という題目でご講演なさいました。Ni-Al系層状複水酸化物(LDH)のナノ微細化及び高濃度分散を実現する過程におけるLDHの解こう現象に関連して、①他の両性金属元素をAlと置換した場合の結合性変化とそれに伴う解こう挙動に及ぼす影響についての質問と、②反応過程での修飾分子挙動が変化する原理についての質問の計2つについて行いました。

加藤さんのコメント

私の質問により議論が活発化し、会の価値を高めるために貢献できたことを非常にうれしく思います。また、本賞を4年連続で受賞することができ非常に光栄に思います。研究において異なる考え方や新たな知識を取り入れていくことは大変重要であり、さらに、質疑応答は能動的に自ら議論に参加できる最適の場であると考えております。今後もこの姿勢を大切にして取り組んでいきたいと思います。

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