情報工学専攻の泉春乃さん、加藤昇平教授が2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer ElectronicsでIEEE GCCE 2019 Excellent Student Paper Award Silver Prizeを受賞しました。
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2019年11月25日掲載
受賞者
情報工学専攻(加藤昇平研究室)
泉 春乃
情報工学専攻
加藤 昇平 教授
受賞名
IEEE GCCE 2019 Excellent Student Paper Award Silver Prize
2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019)
受賞の内容
私は対話行為推定について研究しています。本研究における対話行為推定とは、話者の発話の意図を「質問(YesNo)」や「あいづち」などからなる出現頻度の差が大きい9種の対話行為から推定する手法です。対話行為を推定することにより、雑談を行う対話システムが多岐にわたる雑談の内容を理解して自然な応答を生成する手掛かりができると考えられます。本発表にて提案した対話行為推定モデルであるENOVA RNNは各対話行為に対応した2値分類層を持つため、出現頻度の低い対話行為の特徴をよく捉えられ、従来手法の高頻度な対話行為に偏りがちな推定を緩和することができました。
今後の抱負
この度は初めての国際学会にてこのような賞をいただき、大変うれしく思います。加藤昇平先生をはじめとする研究室の皆様には、モデル構築や学会準備など様々なご助言をいただきました。大変感謝しております。推定性能はまだまだ向上の余地があると思っているので、これからも気を緩めず、試せる手法はすぐに取り入れて性能向上に努めてまいります。
情報工学専攻の泉春乃さん、加藤昇平教授が第17回情報学ワークショップ 奨励賞を受賞しました。 電気・機械工学専攻の平野真琴さんが日本機械学会流体工学部門優秀講演表彰を受賞しました。