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共同ナノメディシン科学専攻の宇野寛人さんが第34回農薬デザイン研究会優秀ポスター賞を受賞しました。

2019年11月25日掲載


受賞者

共同ナノメディシン科学専攻 博士後期課程1年柴田研究室
宇野 寛人

受賞名

第34回農薬デザイン研究会 優秀ポスター賞

日本農薬学会/農薬デザイン研究会

宇野寛人1.jpg

受賞の内容

 「パラジウム触媒を用いた環拡大反応によるトリフルオロメチルカルビノール基含有複素9員環化合物の合成」

トリフルオロメチル基を有する複素環合成は、医農薬品開発において重要な研究課題であります。しかし、従来の合成法の多くは5員環、あるいは6員環形成に限られており、中員環骨格の構築は困難とされてきました。複素中員環は生理活性を示す天然物中に見られる構造で、新薬への応用が期待されます。本研究では、フッ素の特異的な性質を活かした環拡大反応によってトリフルオロメチル基を有する新規複素9員環化合物(3)の合成に取り組みました。検討の結果、基質(1)と基質(2)に対してパラジウム触媒を作用させることで、脱炭酸型環拡大反応が良好な収率で進行することを見出しました。

宇野寛人2.jpg

今後の抱負

 このような賞を受賞することができ、光栄に思っております。これまで御指導下さった柴田哲男教授をはじめ、研究室の皆さんに感謝申し上げます。今後も論文や学会等で良い成果を発表できるように、より一層研究に励みます。また、博士後期課程の学生として研究室を引っ張っていけるように尽力して参ります。

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