生命・応用化学専攻の杉原悠斗さんが第50回中部化学関係学協会支部連合秋季大会で一般研究発表(油化学)オレオ奨励賞を受賞しました。
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2020年1月16日掲載
受賞者
生命・応用化学専攻(平下研究室)
杉原 悠斗
受賞名
第50回中部化学関係学協会支部連合秋季大会(中化連、2019)一般研究発表(油化学)オレオ奨励賞
受賞の内容
「次亜塩素酸ナトリウム五水和物によるα,β-不飽和カルボニル化合物のエポキシ化」
α,β-エポキシカルボニル化合物は有機合成上、重要なビルディングブロックの一つであり、その合成法として、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を酸化剤としたα,β-不飽和カルボニル化合物のエポキシ化が挙げられます。しかしながら、従来の合成法では有害な溶媒を使用していること、反応時間が長いこと、加熱が必要であること等が課題でした。今回我々は、酸化剤として次亜塩素酸ナトリウム五水和物、溶媒として低毒性の1,2-ジメトキシエタンを用いることで、加熱の必要はなく、従来よりも短時間でエポキシ化が進行することを報告しました。
今後の抱負
この度はこのような賞を頂き、大変光栄に思います。本研究を行うにあたり、熱心なご指導をして頂いた平下先生をはじめ、日々議論を深め、良い研究成果を出せるよう切磋琢磨し合った研究室の皆様に厚く御礼申し上げます。この度の受賞に満足することなく、引き続き自身の研究をより深く追究していきたいです。
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