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生命・応用化学専攻の永田 拓さん、舟橋 由晃さん、須藤 隆文さん、竹内 優弥さん、工学専攻 生命・応用化学系プログラムの松井 亮介さんが日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウムで受賞しました。

2020年10月29日掲載


受賞名・受賞者

日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム

・Best Presentation Award BRONZE

  生命・応用化学専攻 永田 拓

・Presentation Incentive Award

  生命・応用化学専攻 舟橋 由晃、須藤 隆文

・Fighting-spirit Award

  生命・応用化学専攻 竹内 優弥

  工学専攻 生命・応用化学系プログラム 松井 亮介

白井孝研究室

日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム

受賞の内容

Best Presentation Award BRONZE

 永田 拓 『マイクロ波合成による金属ナノ粒子の結晶性と光学的特性の解明

 本研究では、マイクロ波急速加熱によるポリオール還元法を用いた貴金属ナノ粒子の合成メカニズムの解明及び高い光応答性を持つ貴金属ナノ粒子の合成を目的としています。マイクロ波急速による高温領での急速な還元反応により多結晶構造を持つナノ粒子の合成に成功しました。また、多結晶ナノ粒子表面の境界面での電磁場の増強により、蛍光特性の向上が確認されました。

図1(永田).jpg

Fig.1:マイクロ波急速加熱により合成されたナノ粒子の蛍光特性の向上


Presentation Incentive Award

 舟橋 由晃 『異なるモノマー構造が及ぼすゲルキャスト成形体の炭化挙動と焼結体の電気特性への影響

 本研究では従来使用されるモノマーに比べて難熱分解性であるエポキシモノマーを用いてゲルキャスティング成形を行い、炭化挙動を始めとして、炭素構造や電気特性の分子構造が及ぼす影響について検討を行いました。結果として、従来の使用モノマーに比べてより多い炭素含有率を得ることができ、成形助剤として使用するモノマーの分子構造における影響を明らかにしました。

図1(舟橋).jpg

Fig. 1 ゲルキャスト成形体を用いた不活性雰囲気下における焼結体の概略図

 須藤 隆文 『WO3表面への酸素欠陥導入による光触媒特性の向上

 本研究では、メカノケミカル還元法と呼ばれる表面改質手法を用いて高活性な可視光応答性光触媒を合成することを目的としています。有機高分子であるポリプロピレンと金属酸化物であるWO3に機械的エネルギーを与えることにより酸化物表面の化学構造を制御しています。光触媒実験により、触媒性能の向上が確認されました。また、有機高分子由来のカーボンとの複合化により、更なる触媒性能の向上が確認されました。


Fighting-spirit Award

 竹内 優弥 『ナノカーボン複合アルミナのヨウ素含浸処理による高導電率化

 本研究では、ゲルキャスト成形体中有機高分子を炭素前駆体としたセラミックス/ナノカーボン複合体をヨウ素処理することによる高導電率化を目的としています。ヨウ素処理を行うことで、焼結後の複合体に含まれる炭素量や黒鉛化度の向上に伴い、導電率を最大で2倍まで向上させることに成功しました。

図1(竹内).jpg

Fig.1:ヨウ素処理による残存炭素量と黒鉛化度の向上

 松井 亮介 『マイクロ波加熱による月模擬砂の焼結とその機械的特性

 本研究では月面表土を模倣した月面模倣砂を使ってマイクロ波による誘電加熱を用いて焼結体を作製し、加熱挙動とその特性を評価する。この手法を用いることで真空下で内側も外側も同様に加熱することができる。結果として高強度コンクリートを凌駕する強度を発現することができ、これは結晶構造の変化による緻密化が原因であることが分かりました。

図1(松井).jpg

Fig.1 焼結体試料の圧裂強度と相対密度     Fig.2 マイクロ波加熱の原理と役割

今後の抱負

永田 拓さん

 今回の受賞は指導教員である白井准教授、辛特任助教、加藤特任助教、Hien講師はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らのお力添え・御協力なくしては得られないものであり、誠に感謝申し上げます。今回の経験を糧として、研究分野のさらなる発展に貢献し、一人前の技術者になれるよう今後一層研究に励みたいと思います。

舟橋 由晃さん

 今回の受賞は指導教員である白井孝准教授を始め、研究室スタッフの方々や学生らの御協力なくしては得られないものであったと考えております。また、これからの更なる努力を期待されている賞だと考え、研究分野のさらなる発展に貢献していけるように今後一層研究に励んでいきたいと思います。

須藤 隆文さん

 今回の受賞は指導教員である白井准教授はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らの御協力なくしては得られないものであったと考えております。今回の受賞を糧として、研究分野のさらなる発展に貢献していけるよう今後一層研究に励みたいと思います。

竹内 優弥さん

 今回の受賞は指導教員である白井 孝准教授はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らのお力添え・御協力なくしては得られないものであったと考えております。誠に感謝申し上げます。これらを糧として、研究分野のさらなる発展に貢献していけるよう今後一層研究に励みたいと思います。

松井 亮介さん

 今回の受賞は指導教員である白井准教授はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らのお力添え・御協力なくしては得られないものであり、誠に感謝申し上げます。また、これらを糧として、研究分野のさらなる発展に貢献していけるよう今後一層研究に励みたいと思います。



賞状一覧1.jpg

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