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社会工学専攻の安江絵翔さんが第23回応用力学シンポジウム 応用力学講演賞を受賞しました。

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2020年10月28日掲載


受賞者

社会工学専攻 (前田健一研究室)

安江 絵翔

受賞名

第23回応用力学シンポジウム 応用力学講演賞

第23回応用力学シンポジウム

受賞の内容

高速流体作用下で地盤内に生じる浸透及び過剰間隙水圧が洗掘現象に及ぼす影響』

 洪水等で生じる洗掘現象は、大きな地形変化をもたらし、甚大な被害に繋がります。洗掘のメカニズムは、従来から掃流力を用いて精力的に評価されてきましたが、近年では、流体力は地盤内の応力を変動させ、洗掘現象を助長する影響についても議論されています。本研究では、高速流下の地盤内で生じる浸透及び水圧変動が洗掘に及ぼす影響を定量化するため、移動床実験及び既往の解釈と比較した理論的考察を行いました。結果、洗掘現象中に生じる浸透挙動は、洗掘を許さない多孔質固定床で生じ得る理論解とは大きく特性が異なる事が分かりました。特に、地盤外へ排水する浸透や液状化等が生じることで、土の安定性を大きく変動させている事を明らかにしました。

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今後の抱負

 
 この度は、幸運にも応用力学講演賞をいただく事になりました。学会からこのような形で評価していただける事を身に余る光栄と存じております。前田健一先生を始め多くの先生方、研究室のメンバーから有益な助言や示唆をいただきました。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。この受賞を契機になお一層の努力をする所存ですので、今後とも皆様方の御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


図2.jpg

生命・応用化学専攻の永田 拓さん、舟橋 由晃さん、須藤 隆文さん、竹内 優弥さん、工学専攻 生命・応用化学系プログラムの松井 亮介さんが日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウムで受賞しました。