国立大学法人名古屋工業大学

文字サイズ
検索

就職・キャリア・学生生活

ホーム > 就職・キャリア・学生生活 > 名工大キャンパスニュース一覧 > 工学専攻社会工学系プログラムの杉山 直優さん、丹羽 俊介さんが令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会優秀論文賞を受賞しました。

工学専攻社会工学系プログラムの杉山 直優さん、丹羽 俊介さんが令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会優秀論文賞を受賞しました。

2021年01月25日掲載


受賞者

工学専攻社会工学系プログラム 前田研究室

 杉山 直優

 丹羽 俊介

受賞名

令和2年度土木学会全国大会 第75回年次学術講演会優秀論文賞

令和2年度土木学会全国大会 第75回年次学術講演会優秀論文賞

受賞の内容

杉山 直優「実規模斜入射実験による衝突体-被衝突体の特性と反発挙動」 

コンピューター上で落石挙動を再現する落石シミュレーションを行ううえで重要なパラメータである反発係数の解明を目的に重錘落下実験を行いました。本実験では質量0.49t~1.6tの重錘を最大高さ30mの斜面から落下させ、アスファルト地盤並びにコンクリート地盤に衝突させました。本実験から、重錘の衝突姿勢や地盤材料によって重錘衝突時に消費される重錘のエネルギーが変化し、反発係数がばらつくことを解明しました。

杉山図1.jpg杉山図2.jpg

丹羽 俊介「水平流体の作用時に防護工下で生じる地盤内浸透流が洗掘に及ぼす影響」

橋脚周りにおいて洗掘対策の施策として防護工が設置されています。しかし、防護工の性能について定量的に示されておらず、性能の詳細化が必要です。既往の研究により洗掘現象では、掃流力だけでなく地盤内部の観点から捉える必要があることが示唆されております。本研究では、防護工周りの洗掘現象に対し地盤内浸透流に着目して実験を行いました。結果、防護工を設置することにより、短い洪水継続時間では洗掘抑制効果がみられましたが、長時間の場合では。地盤内浸透流と渦流により多量の流砂が生じることが明らかになりました。

丹羽図.jpg

今後の抱負

杉山 直優さん

この度はこのような素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思います。日頃ご指導いただいている前田先生をはじめ、研究室の皆様、さらには共同研究先の企業の方々に深く感謝申し上げます。今年度の研究成果を来年度にも活かし、更なる研究成果を打ち出すことで研究を発展させていきたいと思っております。

杉山修正.png

丹羽 俊介さん

今回このような素晴らしい賞を受賞できたのは、日頃熱心に指導してくださる前田先生と研究班の先輩のおかげと思っています。今後は、これまで以上に研究活動に熱心に取り組み、防護工周りにおける洗掘の現象解明に勤め、激甚化する災害に少しでも貢献できるように頑張りたいと思います。

 丹羽.jpg

ページトップへ