社会工学専攻の中垣 琴葉さん、社会工学科の高間 健太さんが2021年日本建築仕上学会奨励賞を受賞しました。
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2021年4月 9日掲載
受賞者・受賞名
2021年日本建築仕上学会奨励賞
修士論文賞 社会工学専攻 中垣 琴葉
卒業研究賞 社会工学科 高間 健太
(日本建築仕上学会)
受賞の内容
中垣 琴葉 「帯電した建築材料の花粉吸着性能及び再飛散防止性能に関する研究」
社会問題の一つとなっている花粉症に対して建築材料に大気中の花粉を吸着、保持する性能を付与することで、大気中の花粉の飛散量を減らす研究を行っています。本研究は建築の開口部付近に用いられる材料に電圧を印加し、静電気力による花粉吸着性能及び再飛散防止性能を付与することを試みました。
本研究の成果は花粉吸着性能及び再飛散防止性能を持つ建築材料開発のための基礎資料となります。
高間 健太 「仮設足場用養生シートの色による内部空間の改善」
修繕工事の現場で使用される黒色の養生シートは透視性が高い利点を持つ一方、内部温度が上昇することが明らかになっています。本研究では、外部空間側が白色、内部空間側が黒色の養生シートを開発しました。この結果、内部空間の温度の上昇を抑えることができました。さらに、開発した養生シートの透視性により、内部空間の環境改善が可能であることが分かりました。
今後の抱負
今回の受賞は日頃から熱心にご指導してくださる先生方や研究室の仲間の協力があったお陰です。心から感謝を申し上げます。今後、社会人として日々努力し、科学技術の発展に寄与していきたく思います。

高間 健太さん
このような賞を頂けて大変光栄です。先生方や先輩方のご指導と良い同期に恵まれたからこそ、受賞できたと思います。今後は研究活動を通して得たことを活かしながら社会で邁進します。
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