工学専攻電気・機械工学系プログラムの大野 椋平さんが令和2年度電子情報通信学会東海支部学生研究奨励賞を受賞しました。
2021年06月28日掲載
受賞者
工学専攻電気・機械工学系プログラム (安在 大祐研究室)
大野 椋平
受賞名
令和2年度電子情報通信学会東海支部学生研究奨励賞
受賞の内容
「インプラント超広帯域微弱無線通信の高信頼性化に関する研究」
次世代のカプセル内視鏡に求められる高速リアルタイム動画伝送の実現のため、超広帯域(UWB: Ultra Wideband)通信に着目しました。しかし、インプラントUWB通信では人体内での信号減衰が大きく、通信特性の大幅な低下に繋がる影響を考慮する必要があります。そこで、本研究はインプラント機器の許容送信電力を微弱無線局と電波防護指針の2つの規定に基づいて決定する方法を提案し、従来のFCC(Federal Communications Commission)規格に準拠した送信電力が一律に制限されるケースに比べ、10倍以上の通信特性向上が可能であることを示しました。
今後の抱負
この度はこのような賞を頂き、大変光栄に思います。日頃からご指導いただいている指導教員の安在大祐先生、王建青先生、矢野佑典先生、並びに研究室メンバーのおかげです。心より感謝申し上げます。今後も引き続き、カプセル内視鏡の高速リアルタイム動画伝送の実現に向けて日々尽力いたします。