工学専攻生命・応用化学系プログラムの冨士平 和さんが第44回フッ素化学討論会及び第52回中部化学関係学協会支部連合秋季大会で受賞しました。
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2021年12月15日掲載
受賞者
工学専攻生命・応用化学系プログラム (柴田 哲男研究室)
冨士平 和
受賞名
第44回フッ素化学討論会 優秀ポスター賞
第52回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 優秀賞
(第44回フッ素化学討論会)(第52回 中部化学関係学協会支部連合秋季大会)
受賞の内容
フッ素化学討論会
「HFC-125 を用いたカルボニル化合物に対するペンタフルオロエチル化反応」
中部化学関係学協会支部連合秋季大会
「ペンタフルオロエタンを用いたカルボニル化合物に対するペンタフルオロエチル化反応」
ペンタフルオロエタン(CF3CF2H,HFC-125)は、代替フロンの一種ですが、二酸化炭素の3,500倍に相当する温室効果を持つガスです。そのため、ペンタフルオロエタンの排出は法律で厳しく制限されており、産業廃棄物として処理されています。私たちは、ペンタフルオロエタンをフッ素源として再利用する手法の開発を目指して、ペンタフルオロエタンを用いたカルボニル化合物に対する求核的ペンタフルオロエチル(CF3CF2)化反応の開発を行いました。検討の結果、カリウム塩基とglyme溶媒を用いた条件において、対応するペンタフルオロエチル化体を中程度から高収率で得る手法の開発に成功しました。
今後の抱負
この度は、このような賞を受賞することができて、大変光栄に思います。これまで御指導賜りました柴田哲男教授をはじめ、私を支えて下さった研究室の皆さんに感謝申し上げます。残り短い期間ではありますが、今後も有機フッ素化学の発展に貢献できるように、日々精進していきたいです。
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