工学専攻生命・応用化学系プログラムの秋田 理貴さん、福西 遥佳さんが第183回東海高分子研究会講演会(2022年夏期研究会)学生奨励賞を受賞しました。
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学生生活
2022年10月 6日掲載
受賞者
工学専攻生命・応用化学系プログラム
秋田 理貴(松岡 真一研究室)
福西 遥佳(林 幹大研究室)
受賞名
第183回東海高分子研究会講演会(2022年夏期研究会)
東海高分子研究会学生奨励賞
受賞の内容
秋田 理貴「ルイスペア触媒による極性ビニルモノマーのラジカル及びアニオン重合」
本研究室では、極性ビニルモノマーの重合における新規重合法の開発とメカニズムの解明に取り組んでいます。今回、金属トリフラート類とホスフィン類を組み合わせたルイスペア触媒が、ラジカル重合だけでなくアニオン重合や水素移動重合を進行させることを見出しました。金属触媒の影響や反応速度論などに基づき、反応機構を明らかにしました。
福西 遥佳「異種ポリマーパターニングによる周期的なマクロwrinkle構造の発現と制御」
昨今の技術の進歩に伴い、高性能な樹脂の開発が求められています。本研究では、人工樹脂の新規機能化法として、樹脂内に硬軟パターンを作りこむ手法(母材樹脂にモノマーを内包させ、樹脂内で箇所選択的に重合させる)を提案しました。内包モノマーやデザインを変化させ、その過程で見られた周期的なマクロwrinkle構造について詳しく調査しました。
今後の抱負
秋田 理貴さん
この度は、このような賞を受賞させて頂き、光栄に思います。日頃から熱心なご指導頂きました松岡先生や鈴木先生をはじめ、大変有益なアドバイスを多く頂きました先輩方や研究室の他メンバーに深く感謝申し上げます。今後も多くの方々の意見や考察を取り入れることで、研究の発展に繋げられるよう励みます。
福西 遥佳さん
今回の学会は、異なる分野の方や先生からの助言による気づきが多くあり、充実した楽しい時間となりました。その上、このような賞を受賞でき、嬉しく思います。ご指導頂きました先生、研究室のメンバーに深く感謝いたします。今回の受賞を励みにし、今後も研究に精進します。
武藤真和 助教が、日本実験力学会2022年度優秀講演賞を受賞しました。 工学専攻創造工学プログラムの増岡 晃大さんが日本地球惑星科学連合2022年大会 地球生命科学セクション学生優秀発表賞を受賞しました。