国立大学法人名古屋工業大学

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カリキュラム・ポリシー

学部「カリキュラム・ポリシー」(教育課程編成・実施の方針)

教育理念に従って人材を育成するため、以下の観点から、教育課程を編成しています。
工学部は、高校までに学んだ基礎学力の上に、工学技術者の使命への理解、社会や現象を解析・モデル化する能力、工学の専門知識とこれを活用する能力を身につけ、未来社会をつくりだす人材を育成します。
そのため、学部を卒業する者が共通して身につけるべき知識・能力を涵養する共通科目及び専門分野の知識・技術を身につける専門教育科目を学習させます。また、高度工学教育課程及び創造工学教育課程については、工学の役割を理解して技術者の能力を身につける工学コア教育科目を学習させます。

高度工学教育課程

(高度工学教育課程とは、生命・応用化学科、物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科及び社会工学科の5学科の総称をさす。)

  1. 人間、文化、社会を理解し、それらを技術的観点から考察する能力、及び技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を身につける。
    そのため、共通科目に、技術的観点から人間、文化、社会を考察する力を養う人間社会科目を、工学コア教育科目に、技術と新しい生活をつなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を養う経営リテラシー科目を置く。また、専門教育科目を通じて各技術分野における態度を涵養する。
  2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養を身につける。 そのため、共通科目の自然科学基礎科目で自然と数理を理解させ、工学コア教育科目の数理情報科目でデータとして現象等を扱う基礎を修得させる。また、各分野の専門教育科目において数理的基礎を学習させる。
  3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力を身につける。
    そのため、共通科目にグローバルコミュニケーション科目を置く。また、専門教育科目の実験・演習と卒業研究においてグループでの作業・議論・発表を通じてこれらの能力を涵養する。
  4. 基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術と新たな知識・技術を習得する能力を身につける。
    そのため、専門教育科目に体系的に専門分野の科目を置く。また、幅広い工学の知識を概観する工学コア教育科目を置き、専門教育科目で他の分野の科目も履修させる。専門分野の卒業研究においては知識・技術を総合し創造する能力、知識・技術を自ら習得する能力を養う。
  5. 課題解決に向けて様々な分野の知識・技術を習得する能力を身につける。
    そのため、工学コア教育科目にキャリア形成科目を置き、技術者としての責任を理解し、自身のキャリアを計画するための知識・能力を涵養する。また、工学デザイン科目を通じて様々な工学知識を活用するため、工学の諸要素やその社会との関係を理解する知識・能力を涵養する。

以上によって効果的な教育を行うため、共通科目、工学コア教育科目及び工学分野ごとの体系的専門知識を1年次から4年次まで段階的に修得し、専門と共通科目の知識の相互関連を意識できるよう学習させます。

なお、学修成果は、各授業科目における達成目標の達成度に基づき、公正・厳格な成績評価を行い、ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。

創造工学教育課程

  1. 人間、文化、社会を理解し、それらを技術的観点から考察する能力、及び技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を身につける。
    そのため、共通科目に、技術的観点から人間、文化、社会を考察する力を養う人間社会科目を、工学コア教育科目に技術と新しい生活をつなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を養う経営リテラシー科目を置く。また、専門教育科目を通じて各技術分野における態度を涵養する。
  2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養を身につける。
    そのため、共通科目の自然科学基礎科目で自然と数理を理解させ、工学コア教育科目の数理情報科目でデータとして現象等を扱う基礎を修得させる。また、各分野の専門教育科目において数理的基礎を学習させる。
  3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力を身につける。
    そのため、共通科目にグローバルコミュニケーション科目を置く。また、工学コア教育科目に、グループでの作業・議論・発表を通じて意見醸成や問題解決の方法を学ぶ創造方法論科目と創造演習科目を置く。さらに、専門教育科目の演習・実験によってこれらの能力を涵養する。
  4. 基幹となる専門分野の基礎と他の分野の知識・技術を関連づける能力を身につける。
    そのため、基幹となる専門分野の基礎を学ぶ専門教育科目に主軸専門科目を置く。また、幅広い工学の知識を概観する工学コア教育科目を置き、創造工学設計科目で他の分野を含む専門科目を学び、知識・技術を総合し創造する能力、必要な知識・技術を自身で習得する能力を養う。
  5. 社会課題等の解決に向けて様々な分野の知識・技術を結び付ける能力を身につける。
    そのため、工学コア教育科目にキャリア形成科目を置き、技術者としての責任を理解し、自身のキャリアを計画するための知識・能力を涵養する。また、工学デザイン科目を通じて様々な工学知識を活用するため、工学の諸要素やその社会との関係を理解する知識・能力を涵養する。特に、創造方法論科目で技術を多面的に見るための手法・態度や技術革新の要素に関する基礎的知識を身につけさせ、創造演習科目での実践を通じて課題解決方法や新たな価値を創造する方法を修得させる。

以上によって効果的な教育を行うため、共通科目、工学コア教育科目及び工学の専門の基礎知識・関心を広げる科目を、相互関連を意識できるように1年次から4年次まで段階的に修得させます。

なお、学修成果は、各授業科目における達成目標の達成度に基づき、公正・厳格な成績評価を行い、ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。

本課程は大学院博士前期課程まで学習することを前提とし、大学院へ入学できる学力を得られるよう個別指導、自律的な学習計画・キャリア計画を重視し、学期ごとの達成度評価を行います。

基幹工学教育課程

  1. 人間、文化、社会を理解し、それらを技術的観点から考察する能力、及び技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を身につける。そのため、学習への態度とキャリア像を涵養させる1年次前期の科目の後、技術的観点から人間、文化、社会を考察する力を養う人間社会科目と、技術を新しい生活につなぐ強い使命感・責任感、高い倫理観を養う産業・経営リテラシー科目を学習させる。
  2. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養を身につける。そのため、自然科学基礎科目と各分野の専門教育科目において数理的基礎を学習させる。
  3. 国内外の人々と対話できるコミュニケーション力と論理的思考力を身につける。そのため、グローバルコミュニケーション科目を置く。また、専門教育科目の実験・演習と実践演習の各科目においてグループでの議論・作業・実践・発表を通じてこれらの能力を涵養する。
  4. 基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術と新たな知識・技術を習得する能力を身につける。そのため、専門教育科目を置き、他の分野を含めて基盤的な科目を中心に履修させる。専門分野の卒業研究ゼミナールにおいて、知識・技術を総合し実践する能力、知識・技術を自ら習得する能力を養う。

以上によって,効果的な教育を行うため,共通科目と工学分野ごとの体系的専門知識を1年次から5年次まで段階的な“積み上げ方式の学修”により修得し,専門教育と共通科目の知識の相互関連を意識できるよう学習をします。

なお,学修成果の評価は,各授業科目における達成目標の達成度に基づき,公正・厳格な成績評価を行い,ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)は、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)及びディプロマ・ポリシー(卒業、修了認定・学位授与の方針)と深く関係しています。

学部第二部「カリキュラム・ポリシー」(教育理念)

名古屋工業大学では,「『ものづくり』『ひとづくり』『未来づくり』を理念として,将来にわたって人類の幸福や国際社会の福祉を達成する方向を示し,同時にそれに対応できる人材を育成する。」ことを教育理念としています。

この実現のため,以下のような観点から,教育課程を編成しています。

  1. 現象の理解・操作のための数理的基礎知識と科学的素養を身に付ける。
  2. 歴史,文化,社会への理解と技術的観点から考察する能力と技術を新しい生活につなぐ強い使命感,責任感,高い倫理観を身に付ける。
  3. 国内外の人々と対話をできるコミュニケーション力と論理的思考力を身に付ける。
  4. 基幹となる専門分野の基盤的な知識・技術と新たな知識・技術を習得する能力を身に付ける。

以上によって,効果的な教育を行うため,共通科目と工学分野ごとの体系的専門知識を1年次から5年次まで段階的に修得し,専門と共通科目の知識の相互関連を意識できるよう学習をします。

なお,学修成果の評価は,各授業科目における達成目標の達成度に基づき,公正・厳格な成績評価を行い,ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。

カリキュラム・ポリシー(教育理念)は、アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)及びディプロマ・ポリシー(学位授与方針)と深く関係しています。

大学院「カリキュラム・ポリシー」(教育課程編成・実施の方針)

大学院博士前期課程

教育理念に従って人材を育成するため、以下の観点から、教育課程を編成しています。

大学院博士前期課程は、学士の能力と工学の基礎知識・使命感の上に、高度な専門知識を身につけると同時に研究に取り組み、未来社会をつくりだす人材を育成します。

  1. 倫理的・社会的観点を含めて人間、文化、社会の諸課題について学び、技術的観点から理解・考察する能力を身につける。
  2. 数理的理解を基礎として、数理情報と工学の広い範囲の知識を学ぶ。
  3. 様々な人々との協働や実践的課題への取り組みを通してコミュニケーション力を修得する。
  4. 技術を社会で活用するための諸課題を理解し、また、研究実践を通じて課題解決へのアプローチについて学修する。
  5. プログラムの到達目標に応じて工学の高度な知識・技術を修得し、技術課題を発見、解決する能力を身につける。

学修内容

カリキュラム・ポリシーに対応する学修内容は次のとおりです。

生命・物質化学プログラム、ソフトマテリアルプログラム、環境セラミックスプログラム、材料機能プログラム、応用物理プログラム、電気電子プログラム、機械工学プログラム、ネットワークプログラム、知能情報プログラム、メディア情報プログラム、情報数理プログラム、建築・デザインプログラム、環境都市プログラム、経営システムプログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。
  4. 産業や経営に関する知識を学び、研究実践を通じて社会の中での研究の位置づけや影響について学修する。
  5. プログラムごとに以下を学修する。
    【生命・物質化学プログラム】
    生命・物質化学分野の知識・技術を習得し、物質のデザイン・合成、機能解析とその応用の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【ソフトマテリアルプログラム】
    ソフトマテリアル分野の知識・技術を習得し、暮らしや生命科学に関わる材料創成の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【環境セラミックスプログラム】
    環境セラミックス分野の知識・技術を習得し、情報通信やエネルギー、医療等に係るセラミックス材料の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【材料機能プログラム】
    材料機能分野の知識・技術を習得し、金属材料の設計、合成、機能性付与に応用するための諸課題の解決法を計画・実践する。
    【応用物理プログラム】
    応用物理分野の知識・技術を習得し、ナノからマクロまでの物理現象の計測・分析、材料の高性能化やナノ加工、材料やシステムの予測に関する諸課題の解決法を計画・実践する。
    【電気電子プログラム】
    電気電子分野の知識・技術を習得し、機器の設計・制御・通信やデバイス設計、エネルギー変換の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【機械工学プログラム】
    機械工学分野の知識・技術を習得し、機器開発・設計・製造、エネルギーの輸送・変換・貯蔵・利用の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【ネットワークプログラム】
    ネットワーク分野の知識・技術を習得し、高度情報化社会を支える通信と計算機技術開発の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【知能情報プログラム】
    知能情報分野の知識・技術を習得し、ひとのように思考・行動する知能処理システム構築の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【メディア情報プログラム】
    メディア情報分野の知識・技術を習得し、ひとの知覚や認知、感性や感覚に基づくメディア情報システム実現の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【情報数理プログラム】
    情報数理分野の知識・技術を習得し、情報・構造・数理解析等、工学における様々な数理的諸課題の解決法を計画・実践する。
    【建築・デザインプログラム】
    建築・デザイン分野の知識・技術を習得し、人間をとりまく都市、建築、空間、環境などの計画、設計・デザイン、製作の諸課題の解決法を計画・実践する。
    【環境都市プログラム】
    環境都市分野の知識・技術を習得し、強靭な国土、安心安全で持続可能な都市社会、魅力あるまちづくりの諸課題の解決法を計画・実践する。
    【経営システムプログラム】
    経営システム分野の知識・技術を習得し、幅広い分野で問題解決能力と社会の多様なシステムにおけるマネジメントの諸課題の解決法を計画・実践する。
創造工学プログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。さらに、国内外での研究プロジェクト参加によって学修する。
  4. 産業や経営に関する知識、研究遂行方法等を学修し、また他の学生との議論を通じて課題や成果の社会的位置づけに関する検討方法を修得する。
  5. 工学デザインに関する高度な知識・技術を学修し、これらを他の工学知識と統合して技術課題の解決や新たな価値や応用を計画・実践・改善する。
社会人イノベーションプログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。さらに、技術事例を取り上げ、技術の実装や産業・環境等の側面から議論を行い、技術及びその活用に関する実践への考え方を学修する。
  4. 産業や経営に関する知識、研究遂行方法等を学修し、また他の学生との議論を通じて課題や成果の社会的位置づけに関する検討方法を修得する。
  5. 工学の活用に関する高度な知識・技術を学修し、これらを総合して技術的利用・課題解決について評価・改善する。
未来通信プログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。
  4. 産業や経営に関する知識を学び、通信の高度・高信頼化がもたらす自動運転、モビリティ、ロボット、スマート工場、遠隔医療等の未来産業や社会について明確な理念をもつ。
  5. 通信・情報工学に係るデバイス・システム・アプリケーション等の工学知識・技術を習得し、高度な通信技術を活用した未来産業や社会に関わる諸課題の解決法を計画・実践する。
カーボンニュートラルプログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。
  4. 産業や経営に関する知識を学び、未来の産業や社会におけるカーボンニュートラル技術の役割や位置づけについて明確な理念をもつ。
  5. 幅広い工学の知識・技術を習得し、健全な地球環境とともに持続的に発展する社会に関わる諸課題の解決法を計画・実践する。
医学工学プログラム
  1. 人間・文化、倫理観を身につける科目を学修する。
  2. 工学専攻の全科目から数理情報の科目を含めて計画的に学修する。
  3. 研究課題遂行・成果発表を通じて議論等を行い、また、国内外の研究者の研究実践から学修する。
  4. 産業や経営に関する知識を学び、未来社会における医学と工学の役割や位置づけについて明確な理念をもつ。
  5. 幅広い工学と医学への応用に関わる知識・技術を習得し、高度な医療技術を支える工学技術に関わる諸課題の解決法を計画・実践する。

なお、学修成果の評価は、各授業科目における達成目標の達成度に基づき、公正・厳格な成績評価を行い、ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。修士論文又は特定の課題の研究成果に対しては、審査基準及び審査方法を明示し、それに基づき研究成果の審査及び試験を行い評価します。

大学院博士後期課程

工学専攻

教育理念に従って人材を育成するため、以下の観点から、教育課程を編成しています。

大学院博士後期課程は、修士の能力と工学の専門知識、技術革新への使命感の上に、優れて高度な専門知識を身につけると同時に研究に取り組み、未来社会をつくりだす人材を育成します。

  1. 我が国及び国際社会の諸課題について学び、技術的・倫理的観点から理解・考察する能力を身につける。
  2. 専門分野の優れて高度な知識・技術を修得するとともに、国内外の先端的・実用的研究に触れて工学の広い範囲の知識を学ぶ。
  3. 工学の知識や技術、課題や解決アプローチの発見、様々な技術者・研究者とのコミュニケーションなど、独創的で有用な研究を推進するために必要な能力を、研究・技術開発の実践を通じて身につける。

名古屋工業大学・ウーロンゴン大学国際連携情報学専攻

本専攻は技術革新への使命感、倫理観等の基本的態度及び情報学分野の専門知識と研究遂行能力を前提とし、その上で超スマート社会に資する研究に取り組み、未来社会をつくりだす人材を育成します。
そのため、次の3項目を基本ポリシー(カリキュラム・ポリシー)とします。

  1. 国際社会の課題を技術的側面から理解し、産業社会の将来像を展望できる能力を身につけること。
  2. 情報学分野での深い専門知識と超スマート社会実現に向けた技術に関する幅広い関心・洞察力を身につけさせること。
  3. 高い独創性と強い研究推進能力によってイノベーションを牽引する能力を身につけさせること。

名古屋工業大学大学院工学研究科(博士後期課程)共同ナノメディシン科学専攻

教育理念に従って人材を育成するため、以下の観点から、教育課程を編成しています。
大学院博士後期課程は、修士の能力と工学の専門知識、技術革新への使命感の上に、優れて高度な専門知識を身につけると同時に研究に取り組み、未来社会をつくりだす人材を育成します。

  1. 我が国及び国際社会の課題を技術的側面から理解し、産業社会の将来像を展望できる能力を身につける。
    そのため、研究倫理において技術の果たすべき責任等を学習し、専門分野のセミナーを通じて、専門分野における課題を深く考察させる。
  2. 1つ以上の分野での深い専門知識と産業技術に関する幅広い関心・洞察力を身につける。
    そのため、専門分野の学術課題を深く追求させると同時に、国内外の先端的・実用的研究に触れさせる等、幅広い関心・洞察力を涵養する。
  3. 高い独創性と強い研究推進能力によってイノベーションを牽引する能力を身につける。
    そのため、独創的で有用な研究に取り組ませ、また企業実務者を含む多くの分野の研究者との議論に参加させる等、技術革新を牽引する能力を涵養する。

名古屋工業大学・エアランゲンニュルンベルク大学国際連携エネルギー変換システム専攻

本専攻は、エネルギー変換システムに係る関連分野における優れて高度な専門知識及び能力を有し、国際社会における価値観の変容や科学技術の進歩など様々な変化を柔軟に受け入れてその先を見通し、自己の将来像を踏まえて技術者・研究者の視点で本質的な課題を見出し、新たな価値を創造して協奏的に社会を変革する人材を育成します。
そのため、次の3項目を基本ポリシー(カリキュラム・ポリシー)とします。

  1. 国際社会の諸課題について学び、技術的・産業的観点から理解・考察する能力を身につける。
  2. エネルギー変換システム分野の優れて高度な知識・技術を修得するとともに、国内外の先端的・実用的研究プロジェクト及び他者との専門的議論を通じて、幅広い関心・洞察力を涵養する。
  3. エネルギー変換システム分野に係る知識や技術、課題に対する適切なアプローチの発見など、独創的で有用な研究を推進するために必要な能力を、研究・技術開発の実践を通じて身につける。

なお、学修成果の評価は、各授業科目等における達成目標の達成度に基づき、公正・厳格な成績評価を行い、ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価します。博士論文の研究成果に対しては、審査基準及び審査方法を明示し、それに基づき研究成果の審査及び試験を行い評価します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)は、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)及びディプロマ・ポリシー(卒業、修了認定・学位授与の方針)と深く関係しています。


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