Close

生命科学に貢献する新規分子・材料の開発

私は “Bio-functional Molecular & Materials Engineering” をテーマに、生命科学の分野で活用できる新しい分子や材料を生み出す研究に取り組んでいます。具体的には、薬として働く生体高分子(ペプチドやタンパク質)の開発、それらを体内の必要な場所へ届けるためのドラッグデリバリーキャリアの開発、臨床検査での利用を目指した生体分子を定量検出できるセンサータンパク質やセンサーデバイスの開発、人工的に改変した酵素の開発、さらに細胞や細胞シートを医療に活用するための細胞培養材料の開発などに取り組んでいます。物理学や生物学を専門とする研究者と比べて、化学を専門とする研究者は、目的とする機能を持った分子や材料を、自らのアイデアと合成技術によって新たに作り出せることが大きな強みです。生命科学の分野においても、化学の力を活かした研究への期待はますます高まっています。

生命・応用化学類|准教授

水野 稔久(ミズノ トシヒサ)

MIZUNO Toshihisa

3 すべての人に健康と福祉を
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

キーワード

生体機能関連化学
生体材料
蛋白質工学
ペプチド工学
ドラッグデリバリー

担当分野・プログラム

研究区分

生体分子化学
分子レベルから細胞レベルの生物学
人間医工学
化学工学

研究テーマ

  • ペプチド医薬品、蛋白質医薬品の細胞内送達を可能とするDDSキャリアの開発
  • センサー不織布の開発
  • 不織布型の固定化酵素の開発
  • 再生医療に資する新規細胞培養材料の開発
  • 非リボソームペプチド合成酵素の反応機構解明と改変酵素の開発

メッセージ

生命科学の分野では日々新しい発見が生まれ、医療への大きな貢献が期待されています。しかし、その発見を新しい治療法や医薬品、検査技術などへとつなげるには、現象を分子レベルで理解するだけでなく、そこに働きかける新しい「分子」や「材料」を生み出すことが欠かせません。こうした場面で活躍できるのが、化学者です。近年では、有機分子や合成高分子に加え、DNAやRNA、タンパク質などの生体高分子も自在に扱えるようになり、研究の可能性は大きく広がっています。私は、「分子を扱う化学者」として、新しい分子や材料を生み出し、生命科学や医療の発展に貢献することを目指して研究に取り組んでいます。