多田 翔太朗 研究員が、Membranes (MDPI) Oral Presentation Awardを受賞しました。
2021年12月24日掲載
- 受賞者
- 多田 翔太朗 博士研究員
- 受賞の対象
- Redox Property of Co(III) in Amorphous Co-doped SiO2/γ-Al2O3 Layered Composites
- 受賞者の関連サイト
- 岩本・本多研究室
(受賞課題:Redox Property of Co(III) in Amorphous Co-doped SiO2/γ-Al2O3 Layered Composites)
UTM (UNIVERSITI TEKNOLOGI MALAYSIA)で開催されたオンライン国際学会ISET2021において「Reversible Redox Property of Co(III) in Amorphous Co-doped SiO2/γ-Al2O3 Layered Composites」というタイトルで口頭発表を行いMembranes (MDPI) Oral Presentation Awardを受賞しました。本研究は、クリーンエネルギーキャリアとして有用な水素を選択的に分離、活用するための水素分離膜として、3価のコバルトカチオン(Co(III))を添加したアモルファスシリカ/γ-アルミナ膜を作製し、水素分圧に応答するCo(III)の可逆的な酸化還元反応(Co(III)/(II))に伴うシリカ/γ-アルミナヘテロ界面を形成するアモルファスネットワークの開裂と再結合によるケミカルバルブ機能が発現することを実験的に初めて明らかにしたことが評価されました。なお、本研究は国際共同研究プログラム(IRP)の一環として、Samuel Bernard博士(IRCER, CNRS, リモージュ大学)との共同研究で実施されたものです。