徳永透子 助教が、金属学会第32回奨励賞を受賞しました。
2022年7月13日掲載
授賞対象:各種金属材料の組織制御による強度・機能性向上に関する研究
授賞内容:受賞者は,軽量,高強度,高耐熱性,高耐食性といった複数の機能をあわせ持つ「先進的高機能構造材料」の創成を金属材料の組織制御により実施している.これまでの主な業績として,Al/Mg合金複合薄板材の開発とその超塑性特性の解明,数値解析による押出プロセスの最適化手法の確立などが挙げられる.近年は,Mg基LPSO合金における中性子を用いた高力学特性発現機構の解明・制御や,微細層状組織制御によるAl基,Ti基の新奇高強度材料の創成,"高強度・高靭性・高延性"鉄鋼材料の開発などの課題に取り組んでいる.絶えず新たな視点からの研究に挑戦することで卓越した業績を上げつつあり,今後の更なる活躍が大いに期待されるため,受賞に至った.